ナスペック、clearaudioとGLANZによるアナログプレーヤーシステム「Ovation+MH-9Bt2.0/Performance DC+MH-9B2.0」
編集部:岡田 真ナスペックは、同社が取り扱うclearaudio(クリアオーディオ)とGLANZ(グランツ)による初のコラボレーションモデルとして、アナログプレーヤーシステム「Ovation+MH-9Bt2.0」および「Performance DC+MH-9B2.0」を7月21日(火)に発売する。価格は「Ovation+MH-9Bt2.0」が1,980,000円(税込)、「Performance DC+MH-9B2.0」が797,500円(税込)。いずれも受注生産品となる。
Ovation+MH-9Bt2.0は、clearaudioのターンテーブル「Ovation」に、GLANZのトーンアーム「MH-9Bt2.0」を組み合わせたプレミアムパッケージ。カートリッジは別売となる。防弾木材Panzerholz(パンザーホルツ)を用いた制振構造と、ステンレス切削によるトーンアームの制振設計を組み合わせ、純度の高い音楽体験を目指したとしている。
Ovationは、40mm厚のPOM製プラッターと、特許技術「セラミック・マグネット・ベアリング(CMB)」を採用するターンテーブル。CMBによりプラッターを磁力で浮かせ、物理的な接触摩擦を抑えることで、滑らかで安定した回転を実現する。回転速度は33 1/3、45、78rpmに対応。
シャーシは防弾木材パンザーホルツとアルミニウムで構成され、パンザーホルツ内部に埋め込まれた10万個の微小な金属球が微振動を熱エネルギーへ変換するという。ドライブ部には、clearaudio専用の高トルク24V DCモーターを搭載。赤外線センサーによる光学式スピードコントロール(OSC)により、リアルタイムで回転速度を制御する。
組み合わせるMH-9Bt2.0は、タングステンウェイト、四重ダンパー、ステンレスアームパイプとカーボン吸音材による複合構造を採用する9インチトーンアーム。残留歪みを低減し、透明感のある音質と高い追従性を両立するとしている。ユニバーサル仕様でヘッドシェル交換にも対応する。
Ovationのスピード許容誤差は±0.03%、外形寸法は420W×350D×135Hmm、質量は約13.5kg(いずれもトーンアームを除く)。MH-9Bt2.0の有効長は214mm、適応カートリッジは16 - 43g (ヘッドシェル含む)、質量は0.76kg。
Performance DC+MH-9B2.0は、clearaudioのターンテーブル「Performance DC」と、GLANZのトーンアーム「MH-9B2.0」を組み合わせたコラボレーションパッケージ。ヘッドシェルは付属せず、カートリッジも別売となる。静粛性と安定性を備えたターンテーブルに、ステンレス構造のトーンアームを組み合わせることで、アナログ再生の新たな表現を提案するとしている。
Performance DCは、HDF素材とアルミニウムを組み合わせた制振シャーシを採用するターンテーブル。40mm厚のPOM製プラッターは外周に質量を集中させ、フライホイール効果を高める設計とした。こちらもベアリングにはclearaudio特許のCMBを搭載し、磁力浮遊によって摩擦を抑える。
ドライブ部には12V DCモーターを採用し、シャーシから分離配置することで振動やノイズを抑制する。駆動方式はフラットベルトドライブ。回転速度は33 1/3、45、78rpmに対応し、世界各地の電源環境に対応するプラグイン電源ユニットを備える。
MH-9B2.0は、アームパイプと縦軸部品にステンレスを採用する9インチトーンアーム。主伝導路には真鍮に硬質クロムメッキを施した構造を用い、支点には高感度大型ラジアルベアリングを縦横に使用する。インサイドフォースキャンセラー、リフター、レスト受けにはABS樹脂を用いて絶縁し、反射歪みの低減を図った。ウェイト軸にはアルミニウムとABSの複合構造を採用し、吸音効果を高めている。
Performance DCのスピード許容誤差は±0.05%、外形寸法は420W×330D×125Hmm、質量は約11kg(いずれもトーンアームを除く)。MH-9B2.0の実効長は229mm、適応カートリッジは11 - 28g(ヘッドシェル含む)、質量は0.73kg。