PR 公開日 2025/10/04 06:30

低音も出るイヤーカフ型TWSがあるわけ…ありました! SOUNDPEATS「Clip1」を徹底レビュー

快適な装着感と迫力あるサウンドを両立する“ながら聴き”

耳を塞がず周囲の音を遮らない、オープンイヤー型イヤホン。中でもイヤーカフ型は、特に軽やかな装着感と、コンパクトで目立ちにくい、あるいは逆にアクセサリー的に印象付けることもできるルックスから、その人気を伸ばしている。耳の下側に着けるので、上からかけるメガネやマスクと干渉しにくいのも嬉しい。

であるが、耳を塞がず音の放出口から鼓膜までの距離も遠いことから低音再生や没入感の部分には弱みもあり、実際その点に不満を覚えていたユーザーも少なからずだったかと思う。

SOUNDPEATSClip19,980円(税込)

 

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VGP2025 SUMMERのライフスタイル分科会で金賞
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コスパ大賞も受賞

SOUNDPEATSClip1」は、まさにその不満を解消するべく開発されたという新製品だ。通常価格税込9,980円と1万円を切る価格でありながら、そしてイヤーカフ型の魅力である装着感や最新完全ワイヤレスとしての機能性も伸ばしながら、これまでのイヤーカフ型への物足りなさを覆す音質を実現?そんな都合の良い話があるわけが……ありました。

VGP2025 SUMMERにて部門金賞とコスパ大賞に輝いた都合の良すぎるイヤーカフ、Clip1の魅力と音質を詳しく見ていこう。

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適度に柔らかいブリッジで装着感◎ 便利機能も盛り沢山

大前提として大切なのは、イヤーカフ型らしい快適な着け心地が磨き上げられていることだ。イヤーカフを選ぶユーザーがいちばんに求めるのはやはりそこであり、その快適性なくしては音質云々の前に予選落ちとなるが、このモデルはその予選を軽やかに突破。

特に感心させられたのは、ニッケルチタン合金と液体シリコンで構成されるブリッジ部分の柔軟性の適度さだ。ブリッジのバネ感は柔らかい方が着けるときに耳をすっと挟みやすく、着け心地もソフトになる。しかし柔らかすぎれば装着が緩く不安定になってしまう。

このモデルはそこがちょうどよく、快適な装着性と確実な固定がハイレベルで両立されている。ブリッジの構造や本体の軽量さといった要素は同社既存モデルでも実は同様だが、世代を重ねて柔軟性や重量バランスの調整がさらに進んだのか、本機の装着感周りはさらに高い完成度だ。

独自の「N-Flex Arch形状記憶合金ワイヤー」を採用。0.6mm厚の超薄型ニッケルチタン合金を液体シリコン皮膜で覆っている

メガネやマスクと楽に併用できる

加えてイヤホン本体は左右対称かつ左右自動識別機能AutoSense搭載。本体に左右の区別はなく、左右どちらの耳に装着されたかをイヤホンが自動識別して再生音の左右を自動割振してくれる。ユーザーは耳に着けるときもケースに戻すときも左右を気にしなくてよい。普段使いでありがたい、細かなストレスフリー設計だ。

ほか、音漏れ防止設計、マイク風切り音低減技術、装着検出機能、片側使用可能、マルチポイント接続、低遅延モード、IPX5防水仕様なども完備。再生時間も本体最大約8時間、ケース併用約40時間で不足なしだ。アプリからの操作や設定も当然行える。

あと後日のファームウェアアップデートで「落下検知」という機能も追加予定とのこと。こちらの続報も気にかけておきたい。

左右自動識別機能AutoSense」を搭載。イヤホンの左右を気にせず、すぐに装着できる

独自技術「DynamicEQ Pro」で低音を補完

というわけで予選は余裕でクリア。いよいよ音質面のポイントを見ていこう。 

音質の基盤となるのはイヤーカフ型のドライバーとしては大口径な12mmダイナミックドライバー。チタンコーティングで強化された振動板をデュアルマグネット回路で駆動し、低歪みでクリアで安定したサウンドを出力する。

合わせて特に注目したいのが、独自の高音質化技術「DynamicEQ Pro」だ。特定周波数帯を最適化するというその技術はこのモデルにおいては冒頭で述べたイヤーカフ型の課題、低音再生能力の補完にも活用されているというから、その役割は相当に重要と見るべきだろう。

大口径12mmダイナミックドライバーを搭載

ハイレゾ級コーデックLDACにも当然対応。同コーデック対応スマホ等との組み合わせ、かつ電波状況の良好さも条件になるが、音声伝送のハイレゾ化によるストレートな音質向上を見込める。

また別軸での音質強化として「Dolby Audio」にも同社製品として初対応。一般的なステレオ音源の空間表現を拡大し臨場感をアップしてくれるこちらは、映像コンテンツ視聴時などに特に力を発揮してくれそうだ。

専用アプリ「PeatsAudio」からDolby Audioモードのオン/オフができる。オン時は「ミュージックモード」と「ムービーモード」の2種類から切り替えることもできる

次ページ音質を解説! 低音再生の実力は?

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