Macと相性抜群のデザイナーモニター、BenQ「PD2725U」レビュー

■カスタム可能な独自のOSDコントローラーを付属！

MacBookの外部ディスプレイとして使う場合、本機のセットアップはシンプルそのもの。箱から出して台座を組み立て、電源ケーブルをセットし、付属のThunderbolt 3対応USB Type-Cケーブル（最大40Gbpsのパッシブケーブル）で繋げばとりあえずは完了。

あとはシステム環境設定を起動し、「ディスプレイ」パネルの配置タブで、MacBookとの位置関係を決めれば、すぐにサブディスプレイとして利用できる。

USB Type-C給電に対応したPCであれば、映像伝送だけでなく充電もケーブル1本で済ませられる。USB Type-Cポート2系統の内1系統は65W給電にも対応しているので、対応MacBook Pro含め、MacBookであればデスク周りがすっきりまとまるはずだ。

なお、付属のThunderbolt 3対応USB Type-Cケーブルは、長さが約70cmとやや短いので、機器のレイアウトに柔軟性を持たせたい場合は自前で長めのものを用意するとよいだろう。

一方、操作の肝となるのが、独自のOSDコントローラー「ホットキーパックG2」だ。クリッカブルなダイヤルキーの周りには3つのコントローラキーと2つのキー（リターンキー、ローテーションキー）が配されており、OSDメニューで機能のアサインを変更できる。

例えば、デフォルトではダイヤルキーに輝度調整機能がアサインされているが、それをコントラスト調整、または音量調整用に変更することができる。コントローラキーも、デフォルトではカラーモードの変更用にアサインされているが、これを入力切替用やデュアルビュー切替用、CPU切替用に変更すれば、自分の目的に応じた使い方が可能になる。

入力を頻繁に切り替えるのであれば、OSDメニューで「入力」に変更すれば、キー「1」がThunderbolt 3、キー「2」がDisplayPort、キー「3」がHDMIとなり、かなり使いやすくなるはずだ。