公開日 2016/06/29 10:00

【第159回】パナソニックお洒落ヘッドホンの新旧“ 神7!”を対決させてみた

[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

▼RP-HTX7

さて続いては本命の「RP-HTX7」実売目安4,200円。製品紹介ページに掲載されているポイントは次の3点のみだ。

■プロ用スタジオモニターとして実績のあるドーム型ハウジングを採用
■高効率ネオジウムマグネットを使用した直径40mmユニットを採用
■ヘッドバンドにピアノ線を採用した堅牢で軽量な密閉型ヘッドホン

RP-HTX7。今回サンプル機が届いたのはこちらホワイト。ホワイトとブラックは普通にホワイトとブラック

左上から時計回りでモデスティブルー、プレピィベージュ、ブラック、ビーンズグリーン

このモデル、そういうところ(新技術がどうとか)で勝負しませんから!という強い意志を感じさせるシンプルさ。ならばこちらとしてもそこはスルーして進めよう。

2006年当時のヘッドホンとしてまさに異色と言えるのが、豊富なカラーバリエーション展開。全5色、どれもレトロな温かみがある。

そのカラバリをまとったハウジングの素材は不明だが、造形も質感も好ましい意味での「ブリキのおもちゃ」のような雰囲気。「ブリキのおもちゃ」という喩えがリアルに通じる世代もいまや少ないだろうが、「良質なあえてのチープ感」みたいな感じで受け取っていただければと思う。

ヘッドバンドは前述のようにピアノ線。このシンプルさ、メッキの質感も全体の雰囲気作りに一役買っている。

ヘッドバンドの長さ調整もシンプル

このネジ止めや露出させたケーブルもよい雰囲気

イヤーパッドとヘッドバンドは2016年基準で言うと硬め薄め。ピアノ線ヘッドバンドの側圧も強めなので、装着感はややハードだ。

イヤーパッド。ごく普通

でも内側を覗いてみると妙にかっこよかったり

しかしイヤーパッドは耳に乗らず綺麗にすっぽりと耳を覆うアラウンド型なので、不快なほどの圧迫とは僕は感じなかった。なおこちらも折りたたみ機構はなし。

ケーブルは着脱不可。この価格帯なら現在でもそこは仕方ない。

黒い方がこのモデルのプラグ。スマホケース対応段差なんてものは、iPhone登場前のモデルなので当然ない

次ページいよいよ、新旧神7の音質チェック

前へ 1 2 3 4 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 BRAVIAが空飛ぶ時代? 動画コンテンツの楽しみ方に押し寄せた大きな変化を指摘するソニーショップ店長。超大画面はさらに身近に
2 ネットワークオーディオに、新たな扉を開く。オーディオ銘機賞の栄えある“金賞”、エソテリック「Grandioso N1」の実力に迫る
3 Nothing、最大40%オフのウィンターセール開催
4 LG、世界初のDolby Atmos FlexConnect対応サウンドバー「H7」。オーディオシステム「LG Sound Suite」をCESで発表へ
5 「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」を体験。目の前に実物大で現れる“圧倒的ゴジラ”の臨場感
6 衝撃のハイコスパ、サンシャインの純マグネシウム製3重構造インシュレーター「T-SPENCER」を試す
7 AVIOT、“業界最小クラス”のANC完全ワイヤレス「TE-Q3R」。LDAC、立体音響にも対応
8 ソニー「WH-1000XM5」に“2.5.1”アップデート。Quick AccessがApple Music/YouTube Musicに対応
9 「HDR10+ ADVANCED」が正式発表。全体的な輝度向上、ローカルトーンマッピングなど新機能も
10 クリプトン、左右独立バイアンプ機構のハイレゾ対応アクティブスピーカー「KS-55HG」新色 “RED”
12/19 11:02 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX