ガジェット 公開日 2025/05/29 12:01

Roborock、高さ7.98cmの超薄型ロボット掃除機「Saros 10」。新旗艦シリーズ“Saros”第一弾

新キャラクター「Rocky」も登場
Gadget Gate
編集部:平山洸太
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Beijing Roborock Technologyは、ロボット掃除機「Roborock Saros 10」を全国のヤマダデンキおよびヤマダウェブコム限定で6月6日に発売する。価格はオープンだが、税込285,780円前後での実売が予想される。

同社フラグシップのロボット掃除機シリーズ “Saros(サロス)” の第一弾モデルとして、高さ7.98cmの超薄型設計を採用するモデル。これにより、家具の下などの狭い空間へ、本体や家具を傷つけることなく奥までスムーズに入り込めるとアピールしている。

この薄型化は、最新の自動昇降式のLDSレーザーセンサー、そして上方向のToFセンサーの組み合わせによって実現している。ToFセンサーが空間の高さを測定し、LDSレーザーセンサーの格納/展開を適切なタイミングで制御。LDSセンサーを格納することで、低い家具の下にも潜り込めるようになる。なお、その状態でも左右100度までセンサーが捉え、スムーズな走行が可能だという。

物体を検知するストラクチャードライトとRGBカメラを搭載することで、物体検知の視野を高めている。検知できる物体は108種類。横方向の障害物回避も新たに搭載し、側面の障害物との距離を測定、回避しながらキワまできれいに掃除できるとする。段差を検知すると前輪を持ち上げ、最大4cmまで乗り越える機能も備える。

吸引力はRoborock史上最高となる2万2000Paで、猫砂といった大きめのゴミも吸引できるとアピールする。カーペットとの毛除去率は99.5%。2つに分かれた「デュアル毛絡み防止ブラシ」を採用し、毛の絡まり度0%をアピール。ブラシが2つに分かれていることで、髪の毛を中央の入口へと導く仕組みとなっている。さらに、サイドブラシが自動で伸びる設計により、四隅のカバー率100%を実現している。

水拭きにおいては、モップの振動エリアを約26%拡大。最大毎分4000回の高速振動と8Nの高加重により水拭きを行う。加えて、1分間に220回転する壁キワ用モップを搭載し、壁際0.51mmまで近づいて掃除できる。

全自動ドックでは、ゴミの収集、モップの洗浄・乾燥・給水・洗剤の投入、掃除機本体の充電に対応する。モップの取り外し機能を新たに搭載し、吸引のみのモードで掃除を行う場合、モップを自動的に取り外してカーペットなどを濡らすことを防ぐ。

なお、モップ洗浄は汚れを判別して最適な水温で行うとのことで、80度の温水で黄色ブドウ球菌や大腸菌を99.99%除去できると説明する。モップ乾燥は60度の温風に対応。また、フル充電までの時間は約150分となっている。

専用のスマートフォンアプリを使用することで、清掃ルート、吸引力、水量の自動調整が行えるようになる。時間帯ごとの静音モード設定、キッチンや洗面所を掃除したあとのモップ洗浄設定といった、住環境や掃除週間に合わせたカスタマイズに対応する。内蔵のカメラを活用した見守り機能やビデオ通話も利用できる。ほか、インテリジェント音声アシスタントを搭載し、Wi-Fi接続がなくても掃除の開始や停止、掃除モードの変更が音声で行える。

発表会では、APACマーケティング責任者のDan Cham氏が登壇。2024年は日本における同社ロボット掃除機のシェアが2倍に増加したと述べ、これは「日本のユーザーから信頼をいただいてきた証」であると表明した。

Roborockでは初期モデルを2017年に投入してから、長い時間をかけて、コードレススティック、乾湿両用掃除機など、新たなプロダクトの幅を広げてきた。一方、年月を重ねていっても変わらないものが「新たなイノベーションに対するコミットメント」であると説明。日本未発売のロボットアーム搭載モデル「Saros Z70」を例に挙げつつ、これからも新たなプロダクト開拓に邁進していくとした。

また、2年連続でロボット掃除機ブランドで世界1位を獲得していることをアピール。この理由は厳しいライフタイムテストなどを行っていることによって「信頼を築いている」ことだと説明し、今後も「高機能かつ信頼性の高いプロダクトを生み出し、ナンバーワンを続けていきたい」と宣言した。

さらに発表会では、新たなキャラクターであるRocky(ロッキー)の着ぐるみが登場。Cham氏によるとRockyは「とても親しく頼りになる友達のように、我々のミッションを体現してくれる」存在であるそうだ。

Source: Roborock

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