公開日 2026/07/10 15:49

ソニー、連続撮影強化/AI被写体認識対応のレンズ一体型デジカメ「RX10 V」。約9年ぶりの第5世代モデル

1.0型センサーと24-600mmレンズ搭載「RX10シリーズ」
編集部:成藤正宣
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ソニーは、レンズ一体型カメラ “RX10シリーズ” より、デザイン/映像エンジンの刷新やAIプロセッシングユニットの搭載を行った第5世代モデル「RX10 V」(DSC-RX10M5)を7月31日(金)に発売する。価格はオープンだが、市場では税込360,000円前後での実売が予想される。予約受付は7月16日(木)より開始する。

「RX10 V」

2017年発売の第4世代モデル「RX10 IV」から約9年ぶりのモデルチェンジとなる、1.0型センサーと大口径/高倍率ズームレンズを装備したレンズ一体型カメラ。同社ミラーレスカメラ “αシリーズ” ゆずりの画質/操作性/信頼性を備えつつ、レンズ一体設計とすることで使いやすさを向上。また1台で広角から超望遠まで幅広くカバーできるため、交換レンズなどの荷物を減らしたいカメラマンのニーズにも応えられるとしている。

約9年ぶりに登場したRX10シリーズの第5世代モデル

センサーは1.0型積層CMOSセンサー「Exmor RS」で、有効画素数は最大2010万画素。レンズは前モデルから引き続き、光学25倍の高倍率ズームと手ブレ補正に対応する「ZEISS Vario-Sonnar T* 24 - 600mm F2.4 - 4.0」を搭載。色収差を最小限に抑え、解像感高く、ぼけの表現も美しい光学設計をアピールしており、また広角端で約3cm/望遠端で約72cmまで被写体に近づけるマクロ撮影も楽しめるとする。

前モデルと同等の「ZEISS Vario-Sonnar T* 24 - 600mm F2.4 - 4.0」レンズを搭載

ズーム撮影においては、ワンタッチで一時的にズームアウトしてすばやく被写体を探せる「ズームアシスト」、ズームリングによる焦点距離の切り替えを段階的にできる「ステップズーム」といった支援機能も装備している。

第5世代となる本モデルでは、これまで「α99 II」などAマウント搭載カメラをモチーフとしていたボディを、Eマウント搭載カメラの「α1 II」を思わせるデザインに刷新。ボタン配置や背面タッチ液晶のユーザーインターフェース(UI)を現行のαシリーズと同等の仕様に改めている。

Aマウント機のデザインに寄せていた前モデル「RX10 IV」(左)から、現行のEマウント機を基準とするデザインに刷新
ボタン配置、画面のUIなども現行のEマウント採用αシリーズがベースとなっている

画像処理エンジンについても、α1 IIなどと同等の「BIONZ XR」+「AIプロセッシングユニット」の構成を採用。AF位相差検出ポイントは最大575点に増加し、画素領域の70.6%というより広い範囲でフォーカスを合わせやすくなった。また、前モデルから連続撮影性能が向上しており、ブラックアウトフリー連続撮影は最大30コマ/秒を実現。1秒あたりのAF/AE演算も最大60回となっている。電子シャッターでの連写中、事前に設定したボタンを押すことで一時的に連射速度をアップさせる「連射速度ブースト機能」にも対応した。

AIプロセッシングユニット搭載により、αシリーズと同じ姿勢推定技術を用いたリアルタイム被写体認識、および被写体を自動追尾するリアルタイムトラッキングに対応。前モデルの被写体認識機能は人物の目/顔のみだったところ、リアルタイム被写体認識では頭/身体の認識が可能となった。加えて、車や電車、飛行機、虫も被写体として認識でき、被写体の種類を自動的に判別するオート設定もサポートしている。

このほか、複数の撮影機能がαシリーズと同等レベルに強化されている。逆光など明暗差の激しい場面において明るさや階調を自然に見やすく補正する「Dレンジオプティマイザー(DRO)」は、補正レベルが最大Lv8まで拡張され、強い逆光シーンでも自然な撮影が可能に。画づくり機能は12種類のプリセットを備えた「クリエイティブルック」を内蔵する。

DRO Lv8
DRO Lv5
「Dレンジオプティマイザー(DRO)」がLv 8まで設定可能に(左)。従来の最高レベルLv 5(右)よりも強い逆光環境に対応できる

動画は最大で4K 120p撮影に対応。4K 60p撮影時は、全画素読み出しによる5.4Kオーバーサンプリング/クロップなしの4K映像生成が可能。S&Qモードでは最大5倍のスローモーション撮影が行える。

手持ち撮影用の手ブレ補正機能「アクティブモード」、被写体認識技術を活用して被写体を追尾する「オートフレーミング」、別売マイクとの組み合わせ時によりクリアな音声収録を実現するデジタルオーディオインターフェースなどを装備。

映画のような色合いやトーンを手軽に設定できる「S-Cinetone」、撮影後の後処理を前提とした動画撮影に適した「S-Log3」、最大16種類のユーザーLUT登録、編集点の目印や静止画切り出しに利用できる「ショットマーク」などの機能も備えた。

背面モニターはタッチ操作とチルトに対応した162万ドット/3型液晶ディスプレイ。ファインダーは倍率0.78倍、368.6万ドット/0.5型のOLEDを搭載する。記録メディアはSDXCカード(UHS-I/II)をサポートし、カードスロットは1基。バッテリーパックはαシリーズと共通の「NP-FZ100」を採用し、モニター撮影で最大約630枚の静止画撮影が行える。USBポートはType-Cとなり、USB PD 18Wでの給電に対応した。

USB Type-CポートはPD 18W給電に対応

ほか、主要な操作部などのシーリングを前モデルよりも強化しており、防塵/防滴性が向上。屋外で使いやすくなったと説明している。外形寸法は約136.4W×94.5H×151.3Dmm、質量は約1,111g(バッテリー/SDカード含む)。

 

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