公開日 2026/04/09 11:26

ソニー、“1本バー”で立体音響「360 SSM」対応のサウンドバー「BRAVIA Theatre Bar 7」

テレビ番組やネット動画も立体音響にアップミックス
編集部:小野佳希
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ソニーは、サウンドバー/ホームシアターシステムの新モデルとして、「BRAVIA Theatre Bar 7(HT-A7100)」「BRAVIA Theatre Bar 5(HT-B500)」「BRAVIA Theatre System 6(HT-S60)」の3モデルを発表した。本稿では「BRAVIA Theatre Bar 7」について紹介する。

BRAVIA Theatre Bar 7は、本体のみのいわゆる“1本バー”ながらDolby Atmosや360 Spatial Sound Mapping(360 SSM)といった空間オーディオに対応するサウンドバー。4月25日発売で、価格はオープンだが、税込110,000円前後での実売が予想される。

イネーブルドスピーカーやサイドスピーカーを含む合計9基のスピーカーユニットを内蔵し、総合出力は405W。2025年モデル「HT-A3000」の後継機にあたり、従来は別売のワイヤレスリアスピーカーと組み合わせることで対応していた独自の空間オーディオ機能360 SSMに、サウンドバー単体で対応するなど、様々な面で機能強化を図っている。

360 SSMは、空間にファントム(仮想)スピーカーを生成することで、バーチャルサラウンドとは異なる広い音場を生み出すという技術。上位機「BRAVIA Theatre Bar 9(HT-A9000)」「BRAVIA Theatre Bar 8(HT-A8000)」と同様に、本機もサウンドバー単体で360 SSMに対応するように進化した。

また、地デジのテレビ番組やネット動画などの2chコンテンツを立体音響化するアップミキサー機能にも新たに対応し、この点でも上位機同様の性能に。リモコンの「サウンドフィールド」ボタンを押すことでアップミックスできる。

空間オーディオ関連ではDolby AtmosとDTS:Xに加えて、別売リアスピーカーとサブウーファーとの組み合わせによって新たにIMAX Enhancedにも対応。リアスピーカーは「SA-RS5」「SA-RS3S」「SA-RS8」、サブウーファーは「SA-SW5」「SA-SW3」「SA-SW7」との接続に対応している。

なお別売サブウーファーとの接続は、デュアルサブウーファーに新対応。2台のサブウーファーを接続することで、より力強くバランスのとれた低音再生を実現するとのことで、音圧が向上するため、部屋全体を包み込む迫力と安定感のある重低音を再生するとしている。

本体内のスピーカーは、L/R chのトゥイーター、高さ方向を担うイネーブルドスピーカー、水平方向とアンビエントサウンドを担うサイドスピーカー、センタースピーカー、低音用ウーファー2基で構成。さらにパッシブラジエーター4基を備える。HT-A3000はL/R/センター各1基ずつとサブウファー2基によある5スピーカーだっため、スピーカーユニットの数が増えたことになる。

また、L/R chは45×108mmウーファーと16mmトゥイーターによる2ウェイ構造を新たに採用。これによって、より広がりのあるサラウンド表現と正確な音像定位を目指したという。なお、ウーファーは本機専用に開発したもの。ここに50×89mmのパッシブラジエーターを加えることで、低音の表現力向上を図っている。

サイドスピーカー/イネーブルドスピーカーのサイズは共通して46×54mm。サイドスピーカーが壁に向けて音を放射し、広い指向性のサウンドを反射するとともに、イネーブルドスピーカーが天井へ音反射させることでオーバーヘッドサウンドを実現するとしている。なお、トゥイーターとパッシブラジエーター以外のスピーカーユニットはすべてソニー独自のX-Balancedスピーカーを採用している。

スマートフォンアプリ「Sony|BRAVIA Connect」を用いた初期設定や各種操作にも対応。スマホを本機のリモコンとして利用することができる。

なお、本体にキャリブレーションマイクを内蔵しているため、初期設定においては外付マイクを用いずに自動音場補正が可能。また、アプリではワンタップで視聴位置を識別し、その場所に音場を最適化できる。

同社製テレビ「ブラビア」との連携機能も各種を強化。AIを用いた音声抽出によってテレビ番組の人の声を聞き取りやすくする「ボイスズーム3」に対応したほか、サウンドフィールド/ボイスモード/ナイトモードといったサウンドバー側の機能のオンオフをブラビア側のメニュー画面から設定できるようになった。

さらに、別売リアスピーカーとの接続時には、「マルチステレオ」機能も利用可能。2chコンテンツを、フロント(左・右・センター)とリア、両方のスピーカーから同じ音を再生することができ、これによって部屋中を音で満たし音に包まれる贅沢なリスニング空間を創出するという。

同機能は上述の「サウンドフィールド」をオンにすることで利用可能。サウンドフィールドはデフォルトでは2chから360 SSMへのアップミックスになっているが、スマートフォンアプリ「Sony|BRAVIA Connect」からマルチステレオでの再生に切り替えられる。一方、ブラビアのスピーカーをマルチチャンネルのセンタースピーカーとして利用する「アコースティックセンターシンク」は今回省略された。

そのほか、ブラビアのスタンドをまたぐ形でサウンドバーを設置可能なフットパーツも同梱。同フットパーツをサウンドバーの底面に取り付けることで、ブラビアXR90/XR80/XR70/XR50シリーズのテレビスタンドをまたいで設置することができる。

そのほか前モデルからの進化点としては、アップスケーリング機能「DSEE」がDSEE ExtremeからDSEE Ultimateに強化された。また、HDMI端子がHT-A3000は出力1系統のみだったが、今回は入力と出力で各1系統ずつ装備するようになった。なおHDMI出力は引き続きeARCに対応している。

また、リモコンも10個のボタンによる10キー方式のものに変更。電源。入力切替、音量、低音レベル、消音、サウンドフィールド、ボイスモード、ナイトモードという日常の操作でよく使う項目を、すべてのボタンに片手で届くボタン配置にしたと説明している。

外形寸法は950W×64H×125Dmm。奥行きが前モデルよりも3mmほどスリムになった。

そのほかの機能では、8K HDRや4K/120p、Dolvy Visionのパススルーに引き続き対応。ネットワーク機能はApple AriPlayやSpotifyにも対応している。

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