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連載「いま見るべき4K Ultra HD Blu-ray」

4K UHD BD『サウンド・オブ・ミュージック』、目を奪われる映像美と選べる吹替! 何度でも楽しめる1枚

公開日 2026/04/08 12:41 大橋伸太郎
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4K Ultra HD Blu-rayの注目タイトルをプロの評論家が画質と音質の評価チャート付きで紹介する連載企画。今回のタイトルは現在発売中の『サウンド・オブ・ミュージック』。画質と音質の見どころを、大橋伸太郎氏が自宅のホームシアターで徹底的にチェックした。

『サウンド・オブ・ミュージック』

WDUF-1174 8,690円(税込)ウォルト・ディズニー・ジャパン/ハピネット・メディアマーケティング

STORY

歌うことが好きな見習い修道僧マリアは、退役軍人のトラップ大佐の7人の子供たちの家庭教師になる。妻と死別し傷心の父の厳格な教育で一家は冷えきっていたが、子供たちと野山へ街角へ繰り出し、一緒に歌い遊ぶマリアのおかげで絆を取り戻す。型破りの家庭教師に一度はクビを言い渡したものの、子供たちの合唱に童心を取り戻し、大佐もいつしか歌の輪に加わっていた。そんな折、大佐にウィーンの男爵未亡人との再婚話が持ち上がる。

シング・アロングに複数パージョンの吹替も収録。何通りも楽しめる1枚

ヘリに積んだ65mmカメラが霧の中を進んでいく(本作はTodAO方式で撮影)。オーストリアアルプスの山肌を越え、ザルツブルグの街並みが現われる。草原にぽつんと人影が。カメラが寄っていくと若い娘が幸福そうに体一杯で歌っている…。

ブロードウェイの劇場を飛び出したミュージカルとして、これほど見事なオープニングはない。映像の大半はロケーション。撮影監督は絵葉書にならないよう心掛けた。街並みや自然は背景でなく、もう一つの主役である。4Kの情報量とBT.2020広色域でそれが伝わる。全編通じて重厚なコントラストと厚みがあり、柔らかい黒に目を奪われる。

Dolby Vision採用。CH14雷鳴のあずまやでのランデブー、CH42シルエットで描くキスシーン、CH57修道院に身を潜めるシーンの豊かな暗部階調に陶然とさせられる。CH44照明の設定に2日間を費やしたという結婚式のウェディングドレスの絹の光沢、金の輝きはHDRBT.2020広色域のもたらしたもの。

名曲の宝庫。音声はDolby Atmos4オクターブの声域を誇ったジュリー・アンドリュースのソプラノを冴え冴えと歪みなく再現。各国語音声、シング・アロングに加え、日本語音声は声量があり声に魅力のある平原綾香、表現力豊かな島田歌穂らの歌を選べ(ただし音声フォーマットはDTS)、1枚のディスクが何通りも楽しめるのだ。

(C)2026 20th Century Studios

(C)2026 20th Century Studios

 

『サウンド・オブ・ミュージック』画質/音質傾向

SPEC

製作:1965年/米 ジャンル:洋画ミュージカル 監督:ロバート・ワイズ 出演:ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー 本編ディスク:約175分、スコープ、Dolby Vision 本編音声:英語Dolby Atmos、日本語DTS 5.1ch 字幕:英語、日本語、日本語吹替用 特典:ムービー・セレクション(シング・アロング)、ジュリー・アンドリュース&クリストファー・プラマー&シャーミアン・カーディー・ディー・ウッド&ヨハネス・フォン・トラップによる音声解説、ロバート・ワイズ監督による音声解説

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