公開日 2017/10/24 18:39

マクセル、複数の人がそれぞれの視点からの立体像を見られる裸眼3Dディスプレイ

東京モーターショーに参考出展
編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
マクセルは、複数の人が裸眼のまま360度方向からそれぞれの視点に対応した立体像を観ることができる「Glasses-free 3D-Display」を開発。試作機を東京モーターショー 2017の日立グループブースに参考出展する。


光線の拡散を制御するための特殊な微細形状を表面に設けた円錐状スクリーンに対し、複数のプロジェクターからの投写映像を同期させて重畳投写。これにより、スクリーン内にリアルな立体像を再生するという仕組み。

3D-Display 光学系の構成(視野角50度の場合)

マクセルが開発した独自の3D光学系によって、光線密度を従来比3.5倍と高めた光線群を生成し、それにより立体像の解像度を大幅に向上させるとともに、立体像のサイズも拡大した。これにより、裸眼のまま異なる方向からリアルな立体像を観ることができるという。

なお、本方式による立体像の見え方を検討するために、試作機は視野角を50度としているが原理的には360度に拡張することが可能。また、コンテンツ生成技術と組み合わせ、動画再生も行える。

なお、この裸眼3Dディスプレイは、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)ユニバーサルコミュニケーション研究所の「fVisiOn」を基に、マクセル独自の光学技術と映像技術を組み合わせたもの。これによって浮遊感を向上させ、よりリアルな立体像表示を可能にしたという。

マクセルでは、今後この3D-Displayの実現技術をデジタルサイネージや車載映像表示システムなどの分野へ展開していくとしている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX