パナソニック、ビデオカメラ「HC-V720M」など4モデル − Wi-Fi対応や傾き補正など

パナソニックは、デジタルビデオカメラの2013年春モデルとして、最上位モデル「HC-V920M」（関連ニュース）に加えて、下記の4製品を1月25日より順次発売する。

ラインナップと各製品の詳細は下記の通りとなる。

■HC-V720M　1月25日発売　￥OPEN（予想実売価格10万円前後）
■HC-V620M　1月25日発売　￥OPEN（予想実売価格8万円前後）


V720は64GB、V620は32GBのメモリーを内蔵したモデルで、その他のスペックは同一となる。カラーはV720Mがブラックとブラウン、V620Mがシルバーとブラウンを用意している。

両モデルは1/2.33型の「新・微細セル＆高感度MOSセンサー」を搭載。材質を変更することにより光を取り込む量を増やし、さらなる高感度化、高解像度化を実現した。総画素数は1725万画素、有効画素数は動画撮影時414万画素、静止画撮影時は324万（3：2）／414万（16：9）／324万（4：3）。

手ブレ補正・傾き対策も強化した。従来からの「5軸ハイブリッド手ブレ補正」に加えて、最上位機HC-X920Mと同様に「傾き補正」機能を新たに搭載。本体の静的な傾きを検出するセンサーを新たに内蔵し、本体の水平に対する傾きを検知、映像の傾きを補正してくれる。通常の撮影に加え、腕を高く伸ばしての撮影や、歩きながらの撮影など液晶画面で水平が確認しづらい状態において効果を発揮するという。

光学系では、2つのレンズ群を制御するマルチアクチュエータレンズシステムを採用。小型化と光学ズームの高倍率化を両立している。iAズームも50倍まで高倍率化したことに加え、光学ズーム領域を超えても、超解像技術によってハイビジョン画質で描写ができる。

上位モデル同様、新たにWi-Fi機能を搭載したことも大きなトピックとなる。ライブ動画配信サービス「Ustreme」に対応し、撮影した動画のライブ配信が可能となった。動画を配信しながらフルHDで記録を行うことも可能だ。

ビデオカメラをリモート操作できるアプリ「Panasonic Image App」にも対応し、スマートフォンをライブビューリモコンとして使用することもできる。カメラ本体から離れた場所にいても、カメラ映像をスマートフォンのディスプレイで確認しながらのリモート撮影が可能だ。

また、HC-X920Mと同様に、ワンタッチで設定できるNFC機能、DLNA対応による「お部屋ジャンプリンク」、「見守り機能」なども搭載している。

ディスプレイは3型・約46万ドット表示が可能なワイド液晶モニターを搭載し、ファインダーは省略されている。

記録媒体は内蔵メモリー（64GB）に加え、SD/SDHC/SDXCカードに対応。外形寸法／質量は、V720Mが60.1W×69.3H×150Dmm／約365g、V620Mが60.1W×69.3H×126Dmm／約278g（質量はともに付属バッテリー装着時）となる。