JVC、低照度画質を高めた光学40倍ズーム“Everio”「Eシリーズ」

（株）JVCケンウッドは、低照度撮影時の画質を高め、光学40倍ズーム機能を搭載したビデオカメラ“Everio”のスタンダードモデル「Eシリーズ」を12月下旬に発売する。

ラインナップは32GBメモリー内蔵の「GZ-E265」、8GBメモリー内蔵の「GZ-E225」と、本機の機能を簡略化した「GZ-E220」の3種類。価格はいずれもオープンだが、E265は7万円前後での販売が予想され、カラーバリエーションはピンクゴールド/ルージュレッド/シルキーホワイト/クリアブラックの4色展開。E225は45,000円前後での販売が見込まれ、フローラルバイオレッド/フレッシュレッド/アーバンブラウンの3色が揃う。E220は4万円前後での販売が予想され、プレシャスシルバーとルージュレッドの2色展開となる。

なお「Eシリーズ」は現行機種のHM600/HM450シリーズに代わって“Everio”シリーズに追加される後継機種となる。

スペックについては上位機の「GZ-E265」が他のモデルを全てカバーしており、内蔵メモリーのサイズを変え、細かな機能を省いたものが下位モデルとして展開される。E225とE220との違いは、上位のE225がLEDライトを搭載し、後述するアニメーション撮影機能で「フレーム」以外にも「スタンプ/フェイスデコ/手書き」が使える点、カラーバリエーションの種類が多い点。なお全ての機種が高速処理エンジン「FALCONBRID」を搭載する。

Eシリーズは全機種が裏面照射CMOSセンサーを採用。E265が1/5.8型 332万画素、E225とE220が1/5.8型150万画素のセンサーをそれぞれ備えている。最低照度3ルクス対応を実現するなど、暗所環境での撮影クオリティが高まった。

動画記録方式はAVCHDに対応し、撮影モードは24Mbps「UXP」から「XP」「SP」「EP」の4つから選択可能。記録は全てフルHDとなる。記録メディアは本体内蔵メモリーの他、SDXC/SDHC/SDメモリーカードへの記録にも対応している。

レンズはコニカミノルタHDレンズを採用。光学40倍の高倍率ズームに対応したほか、E265ではダイナミックズーム機能と組み合わせ54倍までの望遠性能を実現している。ズーム撮影時には、本体内蔵のズームマイクにより映像に連動した音声記録も可能。同社のスタジオやオーディオ機器で実績を積んできた高音質化技術「K2テクノロジー」も採用する。

3.0型液晶モニターはタッチパネル操作にも対応し、タッチAF/AE操作をサポート。撮影時の機能は、従来モデルから採用する人物の「顔認識機能」、人物の笑顔を判別してパーセント表示する「スマイルメーター」やスマイルショット機能も装備。笑顔の度合いによって、被写体に人物を捉えた際のフレームの色が変化する機能を追加したことで、笑顔の度合いがよりわかりやすくなっている。また「ペット検出＆ペットショット機能」も備える。

被写体の人物の顔などにアニメーションを挿入できる撮影機能も備えた。従来機から採用する「フレーム」に加え、E265/E225では「フェイスデコ」「スタンプ」「手書き」のエフェクトも利用できる。

LCDの明るさを落とし、消音した状態で撮影が行える「マナーモード」を備え、本体モニター内側に配置したダイレクトボタンでON/OFFが行える。

ユーザーサポート機能にも新しく「スマートユーザーガイド」が採り入れられた。本機能ではカメラのモニター上にQRコードが表示され、スマートフォンで読み取ればWeb上に設置された“Everio”のサポートページに手軽にアクセスでき、カメラ操作のトラブルなどがすぐに参照できるようになる。本機能はiPhone、Androidスマートフォンの両方に対応している。

他にもUSBホスト機能を搭載し、本機で撮影した映像をPCを介さずに直接外付けHDDやBDライターにアーカイブして楽しむこともできる。

【問い合わせ先】
JVCケンウッド カスタマーサポートセンター
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