カシオ、新開発「EXILIMエンジン5.0」搭載デジカメ“EXILIM”3機種を発売

カシオ計算機は、コンパクトデジタルカメラ“EXILIM（エクシリム）”シリーズの新製品として、高度なフルオート機能を搭載した「EX-H15」「EX-Z2000」「EX-Z550」の3機種を3月12日より順次発売する。


新モデル3機種は、従来の4.0から画像処理速度を1.3倍にするとともに描写力、ノイズ除去性能を高めた新開発の画像処理エンジン「EXILIMエンジン5.0」を搭載している。新エンジンにより搭載可能となったフルオート機能「プレミアムオート」への対応が大きな特長だ。

プレミアムオートは、シャッターを押すだけでシーンに応じて最適な設定が自動で行われ美しい写真を撮ることができる機能だが、夜景や逆光、夕日などの撮影シーンの判別に加え、顔検出や人物以外の被写体の検出、被写体の位置や三脚使用の有無などもカメラが自動で分析。露出、ISO感度からフォーカス位置、手ぶれ補正、階調表現、ノイズリダクションの強弱など細部にいたるまで同時に最適化することができる。さらに、画像をピクセル単位で解析し、人物と背景で異なる補正を行うといったことも行う。

撮像素子は有効画素数1410万画素の1/2.3型正方画素CCDを搭載。記録メディアはSDHC/SDメモリーカードに対応する。

高速オートフォーカスも備え、「EX-H15」は約0.17秒、「EX-Z2000」は約0.22秒、「EX-Z550」は約0.2秒で素早くピントをあわることができる。

また、EXILIMシリーズでおなじみの動画合成機能「ダイナミックフォト」はさらに進化。静止画への合成に加え、新たに動画の上に動画を重ねて合成できるようになった。付属ソフトを使用してYoutubeにアップロードすることもできる。

動画撮影機能は、「EX-H15」「EX-Z2000」が最大1280x720(30fps)、「EX-Z550」は最大1280x720(24fps)の記録が可能。


■EX-H15　￥OPEN（予想実売価格40,000円前後）
SR（シルバー）/BN（ブラウン）：3月12日発売
BK（ブラック）/PK（ピンク）：3月26日発売

広角24mmミリからの光学10倍ズームレンズを搭載した高倍率ズームモデル。ディスプレイは46万画素の3.0型クリア液晶を搭載する。

■EX-Z2000　￥OPEN（予想実売価格37,000円前後）
SR（シルバー）/PK（ピンク）/VT（バイオレット）：2月26日発売
BK（ブラック）/RD（レッド）：3月12日発売

広角26ミリからの広角5倍ズームレンズ、ディスプレイには46万画素の3.0型クリア液晶を搭載する。“スリム&スピーディー”がデザインコンセプトで、手になじむフォルムで操作性を高めるとともに、手に持ったときに美しく見えるような仕上げにしたという。

■EX-Z550　￥OPEN（予想実売価格30,000円前後）
SR（シルバー）/PK（ピンク）：2月26日発売
RD（レッド）/BE（ブルー）：3月12日発売

広角26ミリからの光学4倍ズームレンズ、ディスプレイには2.7型液晶を搭載する。サイズは99.5W×55.4H×22.4Dm、重さ137gと3モデルの中で最も軽量・小型モデルとなる。