ハーマン、JBLよりiPodドック装備のオーディオシステム「JBL SAS100」を発売

ハーマンインターナショナル（株）は、同社が取り扱うJBLブランドよりiPodドックや192kHz/24bitのD/Aコンバーターを採用したCDプレーヤー部などを装備したオーディオシステム「JBL SAS100」を11月より発売する。価格はオープンだが、138,000円前後での販売が予想される。

本製品は、iPodドックとCDプレーヤー、FMチューナーを搭載したセパレートタイプのオーディオシステム。iPodドックは、第4世代以降のiPod/iPod nano/iPod mini/iPod touchの音楽再生に対応し、付属のリモコンでiPodの操作も可能。なお、iPhoneには対応していない。

CDプレーヤー部には、192kHz/24bit高精度D/Aコンバーターを採用。ダイナミックレンジやS/N比の向上させている。スロットローディング方式を採用し、CD-R/RWに書き込んだMP3/WMAオーディオデータの再生にも対応している。

スピーカーは2ウェイブックシェルフ型で、独自のダイアフラム技術を投入した25mm径MMDドームツイーターと、平面振動板を採用した125mm径フラットダイアフラムウーファーによる2ウェイシステムを採用し、周波数特性は20Hzから35kHzとなる。

MMDドームトゥイーターは、振動板にアルミニウムとセラミックという物性の異なる二つの素材による「2レイヤー構造」を採用。これにより、同社では「情報量が多く解像度の高い再生能力を持ちながら適度な暖かみを持った音色が自然な高域再生を可能にした」としている。また、MMDトゥイーター用にウェーブガイドを搭載。独自のコンピューターシュミレーションにより高音域の指向性をコントロールする。

バッフルに設けられたショートホーンには、位相特性的に有利なフラットダイアフラムウーファーを搭載。高域用のウェーブガイドとの相乗効果により、全帯域に渡りシームレスでバランスのとれた再生を可能にするという。そのほか、ウーファーにはフェライトマグネット採用の強力な磁気回路を搭載している。

出力65W×2のCLASS Dアンプを搭載。また、デジタルソースをよりナチュラルできめ細やかなサウンドにする「デジタルシグナルプロセッサー」を搭載している。

多用な入出力を備えている点も特徴のひとつ。サイドパネルには、音声入力（ステレオミニ）とUSBメモリ用入力（MP3/WMA）、ヘッドホン出力（ステレオミニ）を各1系統、リアパネルには音声入力(RCAステレオ)と同軸デジタル入力×2、光デジタル入力を各2系統と、PHONO(MM)と音声出力(RCAステレオ)を1系統ずつ装備している。

なお、本システムはそれぞれ単品購入も行う。その際の型番と価格は下記の通り。

・ソースユニット＋アンプユニット「SAS100SU」￥OPEN（予想実売価格82,000円前後）
・スピーカーユニット「SSAS100SP」￥OPEN（予想実売価格46,000円前後・ペア）
・iPod 用Dock 「SJBL BRIDGE2」￥OPEN（予想実売価格10,000円前後）

【問い合わせ先】
ハーマンインターナショナル（株）
TEL/03-3836-5660