ビクター、“Everio X900”の新製品発表会を開催 − イメージキャラクターにベッキーさんを起用

日本ビクター（株）は21日、ビデオカメラの新製品“Everio”「GZ-X900」の発表会を開催した。会場には同社のプロモーションキャラクターに起用されたタレントのベッキーさんも登場した。

新製品「GZ-X900」は、今後デジタルカメラ“Everio”シリーズの中より、グローバル展開される“プレミアムモデル”として位置づけられる。コンパクト＆スタイリッシュなデザインとともに、新開発の画像処理エンジン「HDギガブリッドプレミアム II」、1/2.33型 総画素1,029万画素CMOSセンサーなどを搭載し、動画・静止画の双方でハイクオリティな撮影を実現している。製品の詳細については関連ニュースを参照いただきたい。

はじめに同社の新たなビデオカメラ事業戦略について、同社取締役カムコーダー事業部長の堀伸生氏が説明した。

■キーワードは“持ち運びたくなるコンパクト”

はじめに掘氏は昨今の“Everio”商品展開を振り返り「昨年発表のデザインに新コンセプトを盛り込んだGZ-MG330、今年初に発表したフルHD対応のコンパクト＆スタイリッシュモデルGZ-HD300と、ビクターはビデオカメラの新しい試みを続けざま提案し、多くのユーザーに支持をいただいてきた。現在、日本市場では継続的にシェア2位を堅持している。今回発表のGZ-X900は、また改めて市場の外に一歩踏み出して、新市場を創造するための旗印として掲げ、ビクターの新たなチャレンジの足がかりとしたい」と語った。

新商品「GZ-X900」誕生の背景について続けた堀氏は「ビデオカメラとスチルカメラは、これまで個別のアプリケーションとして発展を遂げてきたため、1台のカメラで動画も静止画も、手軽かつ高画質に撮れる製品がなく、ユーザーはその煩雑さに悩まされてきた。GZ-X900では“1台二役”をメインコンセプトに掲げて、新たな技術パッケージを開発してきた。今回低消費電力で駆動可能な高速画像処理システムを開発したことにより、ポケットサイズのHDメモリーカメラを実現できた。またハイスピード撮影＆スーパースロー再生、高速連写機能など、新しい表現を可能にするプレミアムな機能を搭載することによって、動画・静止画の両方に新しいライフスタイルを提案できる新ジャンルの製品としてアピールしていきたい」と説明した。

今後のビデオカメラ事業の戦略については、あらゆる生活シーンでの活用を提案するGZ-X900の魅力を一人でも多くの方に伝えるため、今回の発表を機に新戦略スタートさせるという。一つめはこれまでビクターのグローバルブランドとして、世界のユーザーから高い支持を集めてきた「JVC」ロゴを本機に採用するというもの。「国内家庭向け製品にJVCのロゴを冠するのは本機が初めてとなるが、そこには私たちが新しいカメラと市場を、本機を足がかりに創造して行きたいという思いが込められている」と堀氏は説明する。今後JVCロゴについては、国内においてもGZ-X900のようにビクターの商品群の中でも、先進性・創造性を掲げつつ、グローバルに展開していく商品を中心に採用されることになる。

また、ビクターの商品・サービスのプロモーションキャラクターにタレントのベッキーさんが起用されることとなった。堀氏は「誰からも親しまれ、様々なユーザー層から高い高感度を得ているベッキーさんのサポートを得て、ビクターの製品やサービスの“高品位”“グローバル感”“クリエイティビティ”とリンクしたイメージ展開に注力していきたい」と説明。GZ-X900のプロモーションについては「これまでの彼女の“明るくさわやかなイメージ”に加えて“おしゃれで大人っぽい表現”を交えながら、製品が訴求する高品位を多くの方々にアピールしていきたい」と語った。今後ベッキーさんは“Everio”をはじめ、ビクターの様々な商品とサービスのプロモーションをサポートするイメージキャラクターとして活躍する予定であるという。

■GZ-X900のデビューをベッキーさんもサポート

本日の新製品発表会にはベッキーさんも駆けつけた。GZ-X900の実機を手に取ったベッキーさんは「この軽さとコンパクトさは驚きですね。デザインもカッコイイと思います！」とコメント。

ベッキーさん自身、ビデオカメラは普段からよく使っているのだという。「高校生の頃から友達と旅行に行くときなどによく持ち歩いて、旅の思い出をビデオカメラで撮るのが大好きでした。撮った映像は、何年か経った後で友達どうしや、家族と一緒に見ても楽しいですよね」というベッキーさん。ご両親も小さい頃のベッキーさんを撮った映像を撮りためているそうで「バラエティ番組で“小さい頃の映像を紹介してください”と頼まれたときに使えるので、とても重宝しています」という、家族とのムービーにまつわるエピソードも紹介した。