ソニー、デジカメ画像に位置情報を付加できる携帯型GPSユニットを発売

ソニーは、位置情報を時刻とともに内蔵メモリーに自動記録し、写真などへ情報を付加することのできる携帯型のGPSユニット「GPS-CS3K」を3月13日より発売する。価格は18,900円（税込）。

本製品は、携帯型の単体GPSユニット。新たにメディアカードスロットと液晶画面を搭載し、本体の操作のみでGPS位置情報をデジタルカメラなどで撮影した画像へ付加することができる。従来機種よりGPS受信感度が向上し、バッテリー駆動時間は約1.5倍の省エネルギー設計を実現。単3形アルカリ乾電池一本で約15時間の駆動が可能だ。

メモリースティック デュオとSDカード用のメディアカードスロットおよび液晶画面を搭載。カメラからメディアを取り出し本機のメディアカードスロットに挿入後、側面のMenuボタンを押して液晶画面上の「Matching」を選択すると、1回の操作で最大で60枚の撮影画像に位置情報が付加される。そのほか、液晶画面上では、GPS電波受信状況や電池残量、現在日時など、使用状況をわかりやすく表示する。

また、パソコンでGPS情報を画像などへ付加することも可能。本機とパソコンをUSB接続すると、自動的にアプリケーションソフトウェア「GPS Image Tracker」が起動し、GPSログファイルを取り込む。その後、パソコンに取り込んだGPSログファイルと画像データ、それぞれの時間情報をマッチングさせることで、画像に位置情報が付加される。

なお、“サイバーショット”および“ハンディカム”で撮影した動画ファイルにGPS情報を付与するこもできる。その際、一部の機種ではカメラに同梱されている「PMB（Picture Motion Browser）」をインストールし、その上で本機付属の「PMB」を上書きする必要がある。

付属ソフトウェア「PMB」上のマップビューを使用すれば、撮影した画像をGoogle MapsやGoogle Earthに表示することも可能。また、Picasaにも対応したほか、付属の日本地図ソフトウェア「Super Mapple Digital Ver.9 for Sony」ではオフラインで画像データを表示させることができる。

そのほか、液晶テレビ“ブラビア”のフォトマップ機能にも対応。フォトマップ機能対応の“ブラビア”と“サイバーショット”をUSBで接続し、本機を使って位置情報を追加した画像のスライドショーで再生する際、画像に付加されている位置情報を元に地図を同時に表示する。