オリンパス、26倍ウルトラズームレンズ搭載機など新製品2モデルを発売

オリンパスイメージング（株）は、光学26倍の超高倍率モデルなどデジタルカメラ“CAMEDIA”の新製品2機種を2月中旬より順次発売する。詳細は下記の通り。

■SP-590UZ　4月発売　￥OPEN（予想実売価格60,000円前後）

有効画素数1200万画素、光学26倍の超高倍率ズームレンズを搭載したオールインワン・カメラ。35mm判カメラ換算で広角26mmから望遠676mmまでの撮影が可能で、デジタルズームを併用した場合には最大130倍（35mm換算で3380mm）までのズームに対応する。マクロ撮影には1cmまで対応している。

画像処理エンジンには、同社がデジタル一眼レフのために独自に開発した「TruePic III」を搭載。本来の画像成分とノイズを正確に分離させる「アドバンストノイズフィルター IIIテクノロジー」、画像からエッジ部分を正確に検出し、滑らかに再現する「アドバンストディテールリプロダクションテクノロジー」、輝度信号、色差信号を独立して制御する「アドバンストプロバーガンマ IIIテクノロジー」という3つの技術によってノイズや偽色を抑え、淡い色までも忠実に再現し、ナチュラルな色再現と豊かな階調表現を実現した。

従来機「SP-565UZ」では2枚だったED（特殊低分散）レンズの枚数を3枚に増やした。これにより、倍率の拡大による色収差を抑え、クリアな画像を実現したという。

撮像素子には1/2.33型CCDを採用し、CCDシフト式手ぶれ補正機構を搭載。最大でISO6400まで設定可能な高感度撮影と二重で手ブレを防ぐ配慮がなされている。

メインの被写体を際立たせ背景をぼかして撮影する「背景ぼかし機能」を新たにシーンモード内へ搭載した点も特徴。同機能は、液晶モニターに表示されるフレームにメインの被写体を合わせて撮影すると、フレームの外にある背景をぼかして、中心の被写体にピントがあった写真を撮影するというもの。これまでコンパクトカメラでは難しかったボケ味を活かした撮影が可能になった。

ボディー本体にHDMI端子を搭載。ハイビジョンテレビなどに直接繋ぐことにより、撮影した静止画像を大画面で楽しめる。なお、HDMI接続での再生には静止画のみが対応しており、動画の再生画面は表示されない。また、音声も再生されない。

そのほか、顔検出機能を発展応用した「スマイルショット」や、撮影画像の1枚目を確認しながら2枚目を重ねる「多重露光花火モード」などの各種機能を搭載。10コマ/秒の高速連写性能も備えている。

モニターには、2.7V型のハイパークリスタル II液晶を採用。電源には単3形電池4本を使用するが、別売りのACアダプターも使用可能。記録媒体はxD-ピクチャーカードのほか、同梱のアタッチメントを使用することでmicroSD/microSDHCカードにも対応する。また、本体にも22MBのメモリーを内蔵している。

■FE-3010　2月中旬発売　￥OPEN（予想実売価格20,000円台前半）

有効画素数1200万画素、光学3倍ズーム対応のコンパクトデジタルカメラ。“FE（ファッショナブル＆エレガント）”シリーズにラインナップするモデルで、薄型のスタイリッシュボディや、シーンに合わせて自動的に最適な設定で撮影が楽しめる「おまかせ♪iAUTO」などの機能が特徴だ。

「おまかせ♪iAUTO」では、従来のAUTOモードでは撮影しづらい場面でもワンタッチでシーンに適した撮影が行える撮影サポート機能。高感度撮影でシャッター速度を速める手ぶれ軽減モードも搭載する。感度は最高ISO1600まで対応する。

最大16人の顔を自動検出する「顔検出機能」も採用。他にも明るい場所での撮影時も被写体が確認しやすい「LCDブーストボタン」の搭載や、別売の防水プロテクター「PT-046」を装着した状態で、水深40mまでの水中撮影が可能になるなど、手軽に楽しめる機能を盛り込んだ入門機だ。

【問い合わせ先】
オリンパスカスタマーサポートセンター
TEL/0120-084215