公開日 2007/07/26 19:09

フジフイルム、顔検出機能を高めた「F50fd」など“FinePix”3機種を発売

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

富士フイルム(株)は本日、コンパクトデジタルカメラ“FinePix”の秋冬モデル3機種を発表した。新たに発売するのは以下の3機種。

 ・「FinePix F50fd」8月下旬発売 ¥OPEN(予想実売価格45,000円前後)
 ・「FinePix Z100fd」9月下旬発売 ¥OPEN(予想実売価格40,000円前後)
 ・「FinePix S8000fd」9月上旬発売 ¥OPEN(予想実売価格50,000円前後)
 
●FinePix F50fd

FinePix F50fd

背面部
 
F50fdは、同社コンパクトデジタルカメラの高級機という位置づけ。同社独自の顔検出機能「顔キレイナビ」を進化させ、横方向の顔検出機能を高めた。横顔でも性格に認識が可能なほか、検出速度も世界最速を実現している。撮影時は、検出した情報に基づき、赤目を自動的に補正する機能も追加した。

顔キレイナビが進化

レンズはフジノン光学式3倍ズームレンズで、撮像素子には同社独自の「スーパーCCDハニカムVII HR」を搭載。ISOは6400まで設定できる。また、新たにCCDシフト方式の手ブレ補正機能を搭載した。

●FinePix Z100fd

FinePix Z100fd

背面部

Z100fdは、女性層を意識したフルフラットデザインを採用。フラットなスクウェアフォルムや、斜めに移動するレンズカバー、塗装処理はUV仕上げなど、質感にこだわっている。ボディカラーもピンク/シルバー/ブラウン/ホワイト&ブラックを揃える。

「顔キレイナビ」は前モデルから継承。F50fdに搭載したものとは異なり、顔検出精度の向上は行っていない。

レンズはフジノン光学式5倍ズームレンズ。撮像素子は800万画素CCDで、ハニカム方式ではない。F50fdと同様、CCDシフト方式の手ブレ補正を搭載する。ISOは最高1600まで設定できる。

●FinePix S8000fd

FinePix S8000fd

背面部

35mm換算で27〜486mmの、光学式18倍ズームレンズを搭載したモデル。CCDシフト式の手ブレ補正も備えている。顔検出機能は、「Z100fd」と同様、旧機種と同じものを搭載している。

撮像素子は800万画素CCDで、Z100fdと同じくハニカム方式ではない。撮影画素を400万画素に設定した場合は、ISO感度は最高6400まで選択できる。

●CMは引き続きエビちゃんが担当

秋冬新製品の概略や市場動向については、同社 電子映像事業部 営業部長の三ツ木秀之氏が説明。市場動向について三ツ木氏は、「欧米や日本が横ばいで推移する一方、BRICsなど新興市場は今後も高い伸びを維持する」と分析。さらに国内市場については、6割程度が買い換え・買い増し需要だとし、これらの層を満足させるため、差別化技術が必要であることを強調した。

電子映像事業部 営業部長の三ツ木秀之氏

日本では買い換え・買い増し需要が6割程度に達する

買い換え・買い増し需要の増加に対する戦略

さらに三ツ木氏は、既存のデジカメへのユーザーの評価として、「撮影性能に限界があり、不満を抱いているのではないか」と推測。撮りたいシーンが上手く撮れないという不満を解消するため、新たに「人の視覚をシミュレーションする技術を投入したほか、オート機能も進化させた」と語った。


エビちゃんが再びCMに登場
販売戦略については、富士フイルムイメージング(株)代表取締役社長の杉原和朗氏が説明。国内シェアについては、現在10%程度のものを、15%程度に引き上げたいとした。また、Z100fdの宣伝キャラクターについては、引き続き蛯原友里さんを起用することも発表した。

【問い合わせ先】
富士フイルム(株)
お客様コミュニケーションセンター
TEL/03-5786-1712

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックを見る
  • ブランドFUJIFILM
  • 型番FinePix F50fd
  • 発売日2007年8月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格45,000円前後)
【SPEC】●有効画素数:1,200万画素 ●レンズ:フジノン光学式3倍ズームレンズ ●液晶モニター:2.7型TFT ●外形寸法:92.5W×59.2H×22.9Dmm ●質量:約155g(バッテリー、メモリーカード含まず)
  • ブランドFUJIFILM
  • 型番FinePix Z100fd
  • 発売日2007年9月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格40,000円前後)
【SPEC】●有効画素数:800万画素 ●レンズ:フジノン光学式5倍ズームレンズ ●液晶モニター:2.7型TFT ●外形寸法:92.0W×55.7H×19.8Dmm ●質量:約138g(バッテリー、メモリーカード含まず)
  • ブランドFUJIFILM
  • 型番FinePix S8000fd
  • 発売日2007年9月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格50,000円前後)
【SPEC】●有効画素数:800万画素 ●レンズ:フジノン光学式18倍ズームレンズ ●液晶モニター:2.5型低温ポリシリコンTFT ●外形寸法:111.3W×78.2H×79.3Dmm ●質量:約410g(バッテリー、メモリーカード含まず)
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX