公開日 2004/08/11 10:46

オンキヨー、TBCや自動音場補正を備えた7.1ch AVアンプ2機種を発売

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●オンキヨー(株)は、7.1ch AVアンプ2機種を9月7日より発売する。モデルの概要は以下の通り。

「TX-SA702(N)」\105,000(税込)
「TX-SA602(N)」\81,900(税込)

TX-SA702

TX-SA702のリアパネル


TX-SA602

TX-SA602のリアパネル

両機は、同社AVアンプとして初めて、視聴環境を自動的に最適化する音場補正機能を搭載。付属マイクで音場を測定し、スピーカー接続の有無、スピーカーの大きさ、各スピーカーのクロスオーバー周波数、スピーカー距離、ch間レベルといった多彩な項目を、約90秒以内で最適値に自動設定する。

サラウンドフォーマットでは、ドルデジ、DTS、AACはもちろん、DTS 96/24、ドルビーデジタルEX、DTS、DTS-ES、DTS Neo:6、ドルビープロロジックIIxなど、様々な最新規格に対応している。

また、7.1chすべてに独自の音質回路「VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)」を搭載。音声信号のD/A変換で残留する高周波ノイズに代表される、筐体内のあらゆる輻射ノイズの"完全除去"を実現する。

音質の要となるアンプ回路には、厳選されたパーツ群を自在にレイアウトできるディスクリート構成を採用。また全7chに、独自のワイドレンジ技術「WRAT(Wide Range Amplifier Technology)」を採用。音質阻害の要因となるNFB(負帰還回路)への依存を最小限に抑える。

ボリューム回路には、抵抗値を変化させるだけでなく、アンプの増幅度も併せて変化させるオプティマム・ゲイン・ボリュームを採用。小音量時でも残留雑音の影響を受けにくい。

また、映画ソフト再生時に、強調された高域成分に補正をかけ、自然な再生を実現する「シネマ・フィルター」回路も装備。上位機のTX-SA702にはTHX Select認定「シネマ・リ・イコライザー」を搭載している。

サブウーファーとスピーカーのクロスオーバー周波数切り替え機能も装備。組み合わせるスピーカーシステムの低域再生能力に応じ、適切な設定が行える。

ステレオ再生にも注力している。2chステレオ再生時に、ワンタッチで信号経路を最短化し、直接関係しない回路の干渉を徹底的に抑えるPure Audioモードを搭載。トーンコントロールバイパスはもちろん、ビデオ回路のOFF、表示管の消灯も行う。

映像系の回路も充実している。D4端子、RCA色差、Sビデオ、コンポジットの各映像信号/端子間における変換処理を可能にするビデオ・アップコンバーターを搭載。さらに、時間軸方向でのジッターノイズを低減する「タイムベースコレクター(TBC)」を装備することで、コンポジット、Sからコンポーネントへの上位変換においても、従来以上の高精度な信号変換処理が可能になった。

上位機「TX-SA702」は、THX Selectの認定を取得している。THXサラウンドEXデコーダー搭載により、5.1chソースをTHX規格準拠の6.1/7.1chサラウンドで楽しめる。また、THX関連技術として、耳の形状による指向性の違いを補正する「ティンバーマッチング」、劇場と家庭の後方音場の拡散感の違いを補正する「アダプティブ・デコリレーション」なども装備している。

【問い合わせ先】
オンキヨー株式会社
カスタマーセンター
TEL/0570-01-8111

(Phile-web編集部)

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製品スペックを見る
  • ブランドONKYO
  • 型番TX-SA702
  • 発売日2004年9月7日
  • 価格\105,000(税込)
【SPEC】
●実用最大出力(6Ω、JEITA):フロント160W+160W、センター160W、サラウンド160W+160W、サラウンドバック160W+160W ●全高調波歪率:0.08%(1kHz定格出力時)/0.08%(1kHz1W出力時) ●周波数特性:10Hz〜100kHz/+1dB-3dB(DIRECT MODE) ●映像入力:D4端子3、コンポ−ネント3、Sビデオ5、コンポジット5 ●映像出力:D4端子1、コンポ−ネント1、Sビデオ3、コンポジット3 ●音声入力:光デジタル5、同軸デジタル2、アナログ9、マルチチャンネル5.1ch ●音声出力:光デジタル1、同軸デジタル1、アナログ3、マルチチャンネルプリ7.1ch、サブウーファ−プリ1、スピーカー7、ヘッドホン1 ●その他端子:RS232コントロール端子 ●消費電力:490W ●待機時電力:1.0W ●最大外形寸法:435W×175H×429Dmm ●質量:16.0kg
  • ブランドONKYO
  • 型番TX-SA602
  • 発売日2004年9月7日
  • 価格\81,900(税込)
【SPEC】
●実用最大出力(6Ω、JEITA):フロント150W+150W、センター150W、サラウンド150W+150W、サラウンドバック150W+150W ●全高調波歪率:0.08%(1kHz定格出力時)/0.08%(1kHz 1W出力時) ●周波数特性:10Hz〜100kHz/+1dB-3dB(DIRECT MODE) ●映像入力:D4 3、コンポ−ネント3、Sビデオ5、コンポジット5 ●映像出力:D4端子1、コンポ−ネント1、Sビデオ3、コンポジット3 ●音声入力:光デジタル4、同軸デジタル2、アナログ8、マルチチャンネル5.1ch ●音声出力:光デジタル1、アナログ3、マルチチャンネルプリ7.1ch、サブウーファ−プリ1、スピーカー7、ヘッドホン1 ●消費電力:450W ●待機時電力:0.9W ●最大外形寸法:435W×175H×429Dmm ●質量:14.8kg
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