Boulder、独自のスマート・カレント・テクノロジーを投入したステレオパワーアンプ「1163」
アクシスは、同社が取り扱う米Boulder(ボルダー)ブランドから、出力段に独自技術「スマート・カレント・テクノロジー」を投入したステレオパワーアンプ「1163」を、11月21日(土)に発売する。価格は6,930,000円(税込)。
同ブランドの中核を担う“1100シリーズ”のステレオパワーアンプ「1161」に、さらなるアップグレードを施した後継モデル。比較的コンパクトな筐体に強力なスピーカー駆動力を備えていた1161をベースに、モノラルパワーアンプ「1151」で培った独自技術を投入した。
大きな特徴として、出力段に独自のクラスAバイアス方式「スマート・カレント・テクノロジー」を採用。同技術は、スピーカーへ供給する電流や、周波数によって変化する負荷インピーダンスに応じて、アナログ回路によって出力段の動作を連続的に調整するものとなる。
本技術により、一般的なクラスAアンプで課題となる発熱や電力効率を改善し、さらに極性の切り替えに伴うクロスオーバー歪みを低減。音質に加え、信頼性や耐久性の向上も狙ったという。
回路は入力段から出力段まで完全バランス設計で、ノイズを可聴限界以下に抑制。増幅回路は2段構成で、第1段が主に電圧ゲインを担当し、出力段はスピーカーを駆動する大電流の供給に専念する。
1chあたりの最大出力は200W(8Ω)/325W(4Ω)/550W(2Ω)を実現。低い出力インピーダンスと豊富な電流供給能力により、駆動の難しいスピーカーも的確に制御し、微細なニュアンスから大きなダイナミクスまで安定して再現することを目指した。
出力段には40個の出力トランジスタ、電源部には12個の電源コンデンサーを搭載。ダイナミックな音楽信号に素早く応答し、さまざまなスピーカー負荷に安定した電力を供給するとしている。
入力端子は3ピンXLRで、ピン配列は2番ホット/3番コールド/1番グランドとなる。スピーカー端子には、6mmスペードラグに対応する蝶ネジタイプを採用した。
新開発の保護回路を備え、スピーカーケーブルの短絡やシステム障害を検知すると、出力部を速やかにシャットダウンする。自動バイアス制御回路も改良・再設計し、手動によるバイアス調整を不要とした。
製造は米コロラド州ルイビルの自社施設で行う。設計、機械加工、組み立て、回路基板への部品実装まで一貫して手掛け、完成品だけでなく個々の回路基板にも品質検査を実施。40年以上にわたり蓄積してきたアンプ設計・製造のノウハウを投入したとしている。
内部制御・管理システムは、オンラインまたはUSBポートからソフトウェア更新が可能電源はAC100V/50 - 60Hz。消費電力はスタンバイ時10W、通常時110W、最大出力時800Wとなる。
筐体の各パネルはアルミニウム無垢材から精密に削り出して製作。フロントパネルには、工場近郊のロッキー山脈東麓に位置するフラッグスタッフ・マウンテンの等高線をモチーフにした意匠を刻む。トップパネルや電源トランスにも制振・防振対策を施し、機械的な共振や振動の影響を抑えたという。外形寸法は457W×183H×417Dmm、質量24.5kg。
























