ラックスマン、創業100周年第4弾の最上位SACD/CDプレーヤー「D-100 CENTENNIAL」
ラックスマンは、同社創業100周年記念モデル第3弾として、SACD/CDプレーヤー「D-100 CENTENNIAL」を2025年11月ごろ発売する。価格は1,650,000円(税込)。
2020年発売の「D-10X」の後継に位置づけられる、SACD/CDプレーヤーのフラグシップモデル。高いオーディオ性能と豊かな音楽性を支えるドライブメカ、デジタル回路、そしてアナログ回路を大幅にグレードアップ。最上位機にふさわしい一体の妥協を排した物量投入と、惜しげもなく注ぎ込んだ最新技術の数々により、「ディスクやファイルソースに記録された音楽情報を、ステージの空気感や演奏者の情熱までも露わに再現する」と謳っている。
ディスクドライブメカは前モデルから引き続き、トランスポートと本体シャーシが一体化する独自の「LxDTM-i(Luxman original Disc Transport Mechanism -improved )」を採用。デリケートな回転機構を、8mm厚のアルミサイドフレームと5mm厚のスチールトッププレート、そして今回新たに追加した8mm厚のベースプレートによってガッチリと包み込み、外来振動をリジットに遮断する揺るぎない剛性を備えている。
DACチップは、ROHM社 “MUS-ICシリーズ” の「BD34302EKV」をデュアルモノ構成で搭載。前モデルで搭載した「BD34301EKV」の上位チップであり、様々な音質向上ロジックが投入されているという。さらに、発振周波数付近のノイズを低減できる新採用の大型水晶振動子と超低位相雑音発振用ICによる高精度なクロックを組み合わせ、一層豊かな音楽再生性能を獲得したとしている。
アナログ回路には、同社独自の帰還回路「LIFES(Luxman Integrated Feedback Engine System、ライフス)」の最新バージョン “1.1” をフルバランス構成で搭載。バージョン1.1では誤差検出回路の入力段をパラレル化することで歪みとノイズの低減を図っており、フルバランス構成によってモノラルモードのDAコンバーターの作動出力を高品位にドライブするという。
また独立した出力フィルター・ブロックは持たず、LIFES回路内部で1次フィルター×3のゆるやかな帯域処理を行うことで、自然なアナログ波形を再現しているとのこと。
電源部は音質最優先のCI型電源トランスや、各回路/左右で独立したレギュレーター、カスタム仕様の大容量ブロックコンデンサーなどを奢ったハイイナーシャ(高慣性)仕様。自然な信号伝送を実現する独自のOFCワイヤー内部配線、レジスト被覆の誘電効果を排除した100μm厚のレジストレス金メッキピールコート基板なども投入した。
筐体は、シャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇や発生磁界の影響を隔絶するループレスシャーシと、デジタルノイズを遮断するシールドシャーシの複合構造を採用。底面には大型のグラデーション鋳鉄製レッグを装着し、不要振動から微小レベルのデリケートな音楽信号を保護している。
フロントパネルには、4段階ディマーやズーム表示、自動減光機能を備えた大型有機ELディスプレイを新搭載。同時に、創業100周年記念モデルを示す光沢クロムメッキ仕上げの「CENTENNIAL」銘板も装着する。
入力端子として、USB Type-B×1、光デジタル×2、同軸デジタル×1を装備。USB入力時はPCM 768kHz/32bit、DSD 22.5kHzまで、光/同軸デジタル入力時はPCM 192kHz/24bit、DoP 2.8MHzまでの再生をサポートする。
出力端子は、光デジタル×1、同軸デジタル×1、RCAアンバランス×1、XLRバランス×1を搭載。ほか、他のオーディオ機器と電源やリモコン操作を連動するためのトリガー入出力、コントロール入出力を備える。
外形寸法は440W×154H×420Dmm(ノブ、背面端子ふくむ)、質量は25.4kg。アルミ製テンキー付き高級リモコン「RD-21」、D.U.C.C銅導体を採用した電源ケーブル「JPA-17000」を同梱する。


































