公開日 2018/11/16 20:34

<TIAS>dCSのDAC「Bartok」など新製品発表/TAOCは新型オーディオラックを展示

鋳鉄製スピーカーも
編集部:平山洸太
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
本日10月16日より開幕した東京インターナショナルオーディオショウ 2018(TIAS 2018)。本稿では、太陽インターナショナル、今井商事、アイシン高丘の各ブースについてレポートを行う。

■太陽インターナショナル

太陽インターナショナルでは、同社が取り扱うAVARONのスピーカー「Saga」(18,700,000円/税抜)をデモで使用しブースを展開。さらに同社が扱うブランドから2種類の新製品を発表した。

太陽インターナショナルのデモセット

デモで使用される製品

1つめは、英dCSのD/Aコンバーター「Bartok DAC」で、価格は1,800,000円(税抜)。ヘッドホンアンプ付きモデルも用意され、こちらは価格は2,100,000円(税抜)。なお、発売日は未定。USBやAES、光デジタル入力を備えるほか、イーサネット接続によりRoonやNASからのほか、Tidal、Spotifyなどのオンラインミュージックに対応する。対応ファイルは、FLAC/WAV/AIFF(24bit/384kHz)/DSD(64・128)/WMA/ALAC/MP3/AAC/OGG。MQAにも対応し、またAirPlayは44.1kHzと48kHzに対応する。DXD、DSDのアップサンプリング機能も搭載し、USB接続では384kHz/24bit、DSD128までの再生が可能。

「Bartok DAC」

「Bartok DAC」の背面

2つめは、JEFF ROWLANDのフォノイコライザーアンプ「Conductor」。価格は1,550,000円(税抜)で、PSU付きは2,760,000円(税抜)となり、発売時期は未定。標準ではMCモジュールが1系統装備されており、オプションにより最大4系統まで増設が行える。追加モジュールの価格は、MCモジュールが270,000円(税抜)、MCモジュール(アモルファス)が410,000円(税抜)、MMモジュールが40,000円(税抜)。市販されている全てのMM、高出力MM、MC、低出力MCカートリッジに対応するという。

「Conductor」

「Conductor」の背面

またT+Aからは、D/Aコンバーター「SDV3100HV」、CD/SACDトランスポート「PDT3100HV」が参考出展。従来同ブランドの製品はこの2つの役割が統合された製品しかなく、今回は初となるセパレートタイプが展示されたかたち。試作機とのことで、価格・発売日ともに未定となる。

「SDV3100HV」(上)、「PDT3100HV」(下)

背面

そのほか、NAGRAのフラグシップ真空管プリアンプ「HD PREAMP」や、ブリンクマンのターンテーブル「Brado Performance」などが展示された。

NAGRA製品。右手前が「HD PREAMP」

「Brado Performance」

■今井商事

今井商事では、同社が新たに取り扱う、デンマークのブランド「JERN(ヤーン)」のスピーカーを展示。鋳鉄製の筐体を用いており、いずれも高さは約30cmほど。発売日は未定で、価格(ペア)は、14EHが480,000円(税抜)、14DSが295,000円(税抜)、12WPが198,000円(税抜)、専用スタンド90STが138,000円(税抜)となる。また周波数特性・インピーダンスは、14EHが90Hz - 20kHz・8Ω、14DSが90Hz - 20kHz・8Ω、12WPが65Hz - 20kHz・8Ω。そして質量は、14EHが12.5kg、14DSが12.5kg、12WPが12.2kg、専用スタンド90STが26kgとなっている。

左から、「14EH」「12WP」。12WPには、スタンド「90ST」がセットされている

左右が「14DS」、中央が「12WP」

新製品として、仏BC acoustiqueのフォノイコライザー内蔵レコードプレーヤー「TD922」が出品。価格は80,000円(税抜)で、こちらも発売時期は未定となる。

「TD922」

また、WOO Audioのバッテリー内蔵管球式ヘッドホンアンプ「WA8」(予想実売価格25万円前後)が展示され、手持ちのプレーヤーなどで試聴ができるようになっていた。

「WA8」

■アイシン高丘

アイシン高丘は、同社のブランド「TAOC」から、3種類のオーディオラック新製品を出品。エントリーライン「MSR II series」、ミドルライン「MSMK III series」、ハイエンド「ASR III series」の3種類となる。来年の春以降の発売で、価格は現在未定という。

オーディオラック3製品

「ASR III series」のフレームを裏返したものが展示。裏面には、「ハイカーボン鋳鉄ダンパー」がセットされ、フレーム共振を抑えたという

また、こちらも来春以降の発売となる2ウェイ・バスレフ型のブックシェルフスピーカーの試作品が展示。9月に発売されたスピーカースタンド「BST-60L」と組み合わせてデモで使用されている。

プロトタイプのスピーカー

「BST-60L」

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX