伊GRANDINOTEなど新ブランドも

<TIAS>新鋭スピーカーブランド、FYNE AUDIOを披露/TRANSPARENTからヘッドホン用リケーブル

2018/11/17 編集部:小澤貴信
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11月18日まで東京国際フォーラムで開催されている「2018 東京インターナショナルオーディオショウ」(TIAS 2018)。アクシスのブースには、同社が取り扱う数多くのブランドが集結。AYRE、MSB TechnologyのDAC、同じくAYRE、FM ACOUSTICS、Dan D’Agostinoのアンプ、FYNE AUDIOやIumen Whiteのスピーカーシステム、bergmannのアナログプレーヤー、Transparentのケーブルなどのデモンストレーションが行われた。

アクシスのブース

今回のデモおよび展示で主役のひとつとなったのが、同社がこの秋から取り扱いを開始した英国の新鋭スピーカーブランド、FYNE AUDIOだ。著名ブランドのスタッフが新たに立ち上げたブランドで、優れた技術力を背景にハイエンドからエントリーまで幅広いスピーカーをラインナップしている。ブランドの詳細は山之内正氏のレビューも参考にしてほしい。

FYNE AUDIOのスピーカーが勢揃いした

ブースでは、フラグシップモデル「F1.12」に加えて、最新モデルとなるハイエンドクラス機「F703」のデモンストレーションも行われた。

AYREからはMX-R Twentyがメインシステムに用いられたほか、多くのデジタル入力を統合した“インテグレーテッド・ハブ”「EX-8」が出展された。

AYRE「EX-8」

8シリーズのCD/プリ/パワーも先行展示

MSB Technologyからは、国内では正式発表前の最新D/Aコンバーター「The Discrete DAC」が披露された。2基の新Prime DACモジュールを備え、DSD256およびPCM 384kHzに対応。別筐体のディスクリート電源ユニットも用意される。

MSB Technology「The Discrete DAC」

国内正式発表前の製品としては他にも、イタリアのアンプブランドのGRANDINOTEから、プリメインアンプ「Shinai」が出展された。価格は1,650,000円(税抜)。独自のマグネソリッド・テクノロジーを特徴した、完全デュアルモノ/フルバランス構成の無帰還・純A級アンプを搭載している。

GRANDINOTE「Shinai」

会場にはTransparentのオーディオケーブル群も展示されていたが、注目したいのは、同社初のヘッドホン用リケーブルが参考出展されたことだ。同社のケーブル技術を結集したというリケーブルで、ケーブルのヘッドホン側上端を独自コネクターで交換可能としている。これにより、組み合わせるヘッドホンに合わせて、ヘッドホン側コネクターを含む部分を交換して使える。同社は「1本のリケーブルで、様々な端子形状のヘッドホンと組み合わせて楽しめる」と紹介していた。なお会場に展示されていたものはプロトタイプで、コネクターの仕上げはさらに完成度が高くなるとのことだ。

TRANSPARENTのヘッドホンケーブルも出展

独自コネクターを介してメインケーブルと、ヘッドホン端子ケーブルを着脱可能。専用ドライバーも同梱

交換可能なヘッドホン側ケーブルは、ゼンハイザー「HD 800」「HD 650」用、Audeze用、MrSpeakers用など、主要なヘッドホンに対応するものを用意するという。近日中に国内でも正式発表される。

Dan D’Agostino「PROGRESSION MONOBLOCK」



EXOGAL「Exonet System」

AYRE、FM ACOUSTICS、Dan D’Agostinoなどの錚々たるアンプ群をデモ

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