公開日 2015/03/25 16:33
【インタビュー】CSR本国技術者に聞くデジタルアンプ「DDFA」の革新性
これまでのデジタルアンプと何が違うのか?
英国ケンブリッジに拠点を構える世界的な半導体メーカー、CSRが手がけたデジタルアンプ「DDFA」は、今年1月にデノンのプリメインアンプ「PMA-50」に搭載されたこともあり、その音質で話題を集めている。今回、3月初旬に開催されたDDFA/aptX体験試聴会に併せて来日した、英国CSRのDDFA担当技術者2名にインタビューを行うことができた。
独自のフィードバック技術を採用した
ハイレゾ対応デジタルアンプ
−− まずはDDFAの概要について、改めて説明をお願いできればと思います。
Brotton氏 DDFAはDirect Digital Feedback Amplifier(ダイレクト・デジタル・フィードバック・アンプリファイア)の略称です。DDFAはCSR独自のアーキテクチャーを持っており、非常にユニークなフィードバック技術がその核となっています。そしてこのフィードバック技術と並んでDDFAのキーポイントとなるのは、デジタル入力型のデジタルアンプである点です。デジタル入力はもちろんハイレゾにも対応しています。当然、昨今のハイレゾブームは当然視野に入れておりますし、非常に重要だと考えています。
DDFAの構成を示す回路図(図1)を見てください。アンプ段を構成する要素として、PWMモジュレーターのデバイス、フィードバック・プロセッサー、そして最終的に信号を増幅させるためのパワーFETがあります。実際にアンプを作るにあたっては、様々な外的な要因から本来のオーディオ信号が劣化してしまうという現実があります。そこで独自技術を用いて、電源からの悪影響や、デバイス周辺から受ける影響を除去して、本来存在するオーディオ信号のみを最終的にスピーカーへ出力します。
ご存じの通り、デジタルアンプには非常に効率が良いという特徴があります。このために、筐体デザインをコンパクトにすることも、電源ブロックを小さくすることも可能となります。ですからDDFAを使えば、凝ったデザインのエレガントなオーディオコンポーネントも、本棚に収まるサイズのコンパクトなアンプも、メーカーは実現することができます。
それから、DDFAのチップの中には小型DSPが入っています。ですから、ボリューム・コントロールやトーン・コントロール、コンプレッサーについてもDDFAで処理することができるのです。
−− はい。
Brotton氏 次にこちらの写真(写真A)を見てください。これはリファレンス・デザインによるアンプです。私たちはあくまでデバイスメーカーであり、最終段のアンプまでつくる製造メーカーではありません。しかし、DDFAを使った製品を完成させるにあたっては、DDFAのチップセットはもちろん、リファレンス・デザインという形でDDFAに最適化されたアンプ回路などのデータも提供します。DDFAのカスタマーはこのリファレンス・デザインを参考に、自社製品を開発することができるわけです。
−− DDFAはマルチチャンネル出力にも対応しているとのことですね。
Brotton氏 はい。DDFAは8chに対応したデバイスです。例えばステレオ2chをアンプ出力として用いて、それ以外の6chをDACとして用いるなんていうことも可能です。オーディオ入力はI2Sによるデジタル信号で行いますが、192kHz/32bitまでに対応とハイレゾ再生を視野にいれた設計となっています。また、DDFAは組み合わせるFETや電源などによって、出力を調整することもできます。例えば、DDFAを大きな電源部と組み合わせて大出力アンプを構成することも可能です。
先ほども述べたとおりDDFAの中には高機能なDSPが入っていますが、スピーカーシステムにおけるクロスオーバー回路に必要な、繊細なフィルターをDDFAで作ることも可能です。ですから、ステレオアンプはもちろん、アクティブスピーカーにおいてもDDFAは好適なのです。
アンプを作る上で保護回路は必要です。そうしないと、ユーザーの予期せぬところでアンプがショートしてしまう可能性があります。DDFAはこの保護回路機能もチップの中に含んでいるのです。
独自のフィードバック技術を採用した
ハイレゾ対応デジタルアンプ
−− まずはDDFAの概要について、改めて説明をお願いできればと思います。
Brotton氏 DDFAはDirect Digital Feedback Amplifier(ダイレクト・デジタル・フィードバック・アンプリファイア)の略称です。DDFAはCSR独自のアーキテクチャーを持っており、非常にユニークなフィードバック技術がその核となっています。そしてこのフィードバック技術と並んでDDFAのキーポイントとなるのは、デジタル入力型のデジタルアンプである点です。デジタル入力はもちろんハイレゾにも対応しています。当然、昨今のハイレゾブームは当然視野に入れておりますし、非常に重要だと考えています。
DDFAの構成を示す回路図(図1)を見てください。アンプ段を構成する要素として、PWMモジュレーターのデバイス、フィードバック・プロセッサー、そして最終的に信号を増幅させるためのパワーFETがあります。実際にアンプを作るにあたっては、様々な外的な要因から本来のオーディオ信号が劣化してしまうという現実があります。そこで独自技術を用いて、電源からの悪影響や、デバイス周辺から受ける影響を除去して、本来存在するオーディオ信号のみを最終的にスピーカーへ出力します。
ご存じの通り、デジタルアンプには非常に効率が良いという特徴があります。このために、筐体デザインをコンパクトにすることも、電源ブロックを小さくすることも可能となります。ですからDDFAを使えば、凝ったデザインのエレガントなオーディオコンポーネントも、本棚に収まるサイズのコンパクトなアンプも、メーカーは実現することができます。
それから、DDFAのチップの中には小型DSPが入っています。ですから、ボリューム・コントロールやトーン・コントロール、コンプレッサーについてもDDFAで処理することができるのです。
−− はい。
Brotton氏 次にこちらの写真(写真A)を見てください。これはリファレンス・デザインによるアンプです。私たちはあくまでデバイスメーカーであり、最終段のアンプまでつくる製造メーカーではありません。しかし、DDFAを使った製品を完成させるにあたっては、DDFAのチップセットはもちろん、リファレンス・デザインという形でDDFAに最適化されたアンプ回路などのデータも提供します。DDFAのカスタマーはこのリファレンス・デザインを参考に、自社製品を開発することができるわけです。
−− DDFAはマルチチャンネル出力にも対応しているとのことですね。
Brotton氏 はい。DDFAは8chに対応したデバイスです。例えばステレオ2chをアンプ出力として用いて、それ以外の6chをDACとして用いるなんていうことも可能です。オーディオ入力はI2Sによるデジタル信号で行いますが、192kHz/32bitまでに対応とハイレゾ再生を視野にいれた設計となっています。また、DDFAは組み合わせるFETや電源などによって、出力を調整することもできます。例えば、DDFAを大きな電源部と組み合わせて大出力アンプを構成することも可能です。
先ほども述べたとおりDDFAの中には高機能なDSPが入っていますが、スピーカーシステムにおけるクロスオーバー回路に必要な、繊細なフィルターをDDFAで作ることも可能です。ですから、ステレオアンプはもちろん、アクティブスピーカーにおいてもDDFAは好適なのです。
アンプを作る上で保護回路は必要です。そうしないと、ユーザーの予期せぬところでアンプがショートしてしまう可能性があります。DDFAはこの保護回路機能もチップの中に含んでいるのです。
トピック
-
TCL「SQD-Mini LED」VGP審査員特別賞受賞記念座談会。審査員が語り尽くす「液晶テレビの進化」と、X11L/C8L/C7Lの実力 -
ゼンハイザー「ACCENTUM Clip」は『らしさ』全開の実力機!同社初イヤーカフ型イヤホンを徹底レビュー -
“Music First”のスピリッツ息づく。イギリス名門・ARCAMの最新プリメインが秘めるスマートな音楽性を聴く -
iBassoからリミテッドDAP「DX340MAX」登場!通常ラインナップ3モデルとあわせて一斉試聴 -
“脱・NAS初心者”を実感!UGREEN「NASync DXP4800 GT」で叶えるストレスフリーなクリエイティブ環境【割引クーポン有】 -
シアターハウスのスクリーン「WCB2214WEM」で100型&高画質をリビングに! 壁投写との画質比較も -
デノンAVアンプの次世代サウンドを牽引するミドルクラス『AVR-X3900H』堂々登場!その真価を徹底レビュー -
「次世代Mini LED」の大本命!TCL『C8L』、VGP2026 SUMMER審査員特別賞を受賞したSQD-Mini LEDを岩井喬がチェック -
手元に1台ほしくなる小回りの効くHi-Fi音質! USB-C/Bluetooth対応のクリエイティブ「XF1」アクティブスピーカーをチェック -
ゲーマー以外にもオススメ!他と一線を画す座り心地と使い勝手のゲーミングチェア、Boulies「Master Rex/Neo」レビュー -
AR/XRグラスはホームシアターの夢を見るか?VITUREの「Beast」「Luma Ultra」をオーディオビジュアル評論家がチェック! -
Edifierのおすすめ3機種を厳選レビュー!音質と使い心地をVGP審査員が実機検証 -
【評論家レビュー有】オーテクのおしゃれノイキャンイヤホンがAmazonで超お得!「ATH-SQ1TW2NC」の魅力を徹底解説! -
【期間限定クーポン情報も】日常からスポーツまで! タフで多機能な「Amazfit Active Max」をレビュー -
コンパクトサイズに大画面&高画質をオールインワン! ETOEモバイルプロジェクター「Dolphin 2」を検証 -
プロも高評価。EarFun「Clip2」全方位レビュー!【割引クーポン情報あり】 -
音楽ストリーミングを信頼のヤマハサウンドで鳴らす!ワイヤレスHiFiスピーカー「NX-70A」を聴く -
サウンドバー「Sonos Arc Ultra」が叶える大画面に没入させる本格サラウンド -
映画に没入させる映像美。AWOLのフラグシップ「Valerion Max」を徹底検証 -
オーディオを高く売るなら信頼と実績のオーディオランド!下取よりも買取がお得です◎
クローズアップCLOSEUP
-
TCL「SQD-Mini LED」VGP審査員特別賞受賞記念座談会。審査員が語り尽くす「液晶テレビの進化」と、X11L/C8L/C7Lの実力 -
ゼンハイザー「ACCENTUM Clip」は『らしさ』全開の実力機!同社初イヤーカフ型イヤホンを徹底レビュー -
“Music First”のスピリッツ息づく。イギリス名門・ARCAMの最新プリメインが秘めるスマートな音楽性を聴く -
iBassoからリミテッドDAP「DX340MAX」登場!通常ラインナップ3モデルとあわせて一斉試聴 -
“脱・NAS初心者”を実感!UGREEN「NASync DXP4800 GT」で叶えるストレスフリーなクリエイティブ環境【割引クーポン有】 -
シアターハウスのスクリーン「WCB2214WEM」で100型&高画質をリビングに! 壁投写との画質比較も -
デノンAVアンプの次世代サウンドを牽引するミドルクラス『AVR-X3900H』堂々登場!その真価を徹底レビュー -
「次世代Mini LED」の大本命!TCL『C8L』、VGP2026 SUMMER審査員特別賞を受賞したSQD-Mini LEDを岩井喬がチェック -
手元に1台ほしくなる小回りの効くHi-Fi音質! USB-C/Bluetooth対応のクリエイティブ「XF1」アクティブスピーカーをチェック -
ゲーマー以外にもオススメ!他と一線を画す座り心地と使い勝手のゲーミングチェア、Boulies「Master Rex/Neo」レビュー -
AR/XRグラスはホームシアターの夢を見るか?VITUREの「Beast」「Luma Ultra」をオーディオビジュアル評論家がチェック! -
Edifierのおすすめ3機種を厳選レビュー!音質と使い心地をVGP審査員が実機検証 -
【評論家レビュー有】オーテクのおしゃれノイキャンイヤホンがAmazonで超お得!「ATH-SQ1TW2NC」の魅力を徹底解説! -
【期間限定クーポン情報も】日常からスポーツまで! タフで多機能な「Amazfit Active Max」をレビュー -
コンパクトサイズに大画面&高画質をオールインワン! ETOEモバイルプロジェクター「Dolphin 2」を検証 -
プロも高評価。EarFun「Clip2」全方位レビュー!【割引クーポン情報あり】 -
音楽ストリーミングを信頼のヤマハサウンドで鳴らす!ワイヤレスHiFiスピーカー「NX-70A」を聴く -
サウンドバー「Sonos Arc Ultra」が叶える大画面に没入させる本格サラウンド -
映画に没入させる映像美。AWOLのフラグシップ「Valerion Max」を徹底検証 -
オープンイヤーへの理解度が半端ない!音も快適さもパワーアップしたShokz「OpenDots 2」レビュー -
パナソニック旗艦4Kテレビ「Z95C」視聴レビュー! 評論家が「傑作」と高評価する理由とは? -
大注目のレグザ “ながら聴き”「RB-A1S」を音楽、動画、テレビで全方面レビュー! -
この高画質、まさに「レグザクオリティ」。“映える”小型4Kプロジェクター「RLC-V5R-S」徹底レビュー -
アナログレコードの音を良くしたい! 2,000円から手に入る、買うべきケーブル2選 -
ハイセンスの最上位4Kテレビ「RGB UXS」は音質も最高峰!デビアレスピーカーで屈指のサウンド -
フルデジタルアンプからゲーム、カラオケまで。ソフトウェアで「いい音」を支えるCRI・ミドルウェアの技術をOTOTENで体験しよう! -
RGB Mini LEDをリードするハイセンスのフラグシップ4Kテレビ「RGB UXS」の画質真価に迫る -
オーディオテクニカ「AT-MCD1」を聴く。スタイラスチップ一体型ダイヤモンドカンチレバー採用カートリッジの実力に迫る! -
オーディオを高く売るなら信頼と実績のオーディオランド!下取よりも買取がお得です◎
アクセスランキング
RANKING
7/31 11:06 更新


















