公開日 2012/05/10 12:02

4Kテレビにも選択肢を − 東芝・本村氏に聞く「55XS5」誕生の背景

新製品インタビュー
構成:Phile-web編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
“レグザ”「55XS5」の投入により、先行して発売された「55X3」、4Kレグザ専用アダプター「THD-MBA1」と合わせ、東芝の4K対応製品に3モデルが揃った。“レグザ”シリーズの商品企画を担当する、東芝 デジタルプロダクツ&サービス社 第一事業部 国内企画・マーケティング部の本村裕史氏に、今回、新製品「55XS5」を開発した背景を訊ねた。


東芝レグザの商品企画を担当する本村裕史氏
4K/裸眼3D対応の「55X3」発売後、「3Dまでは要らないが、最高画質の4Kレグザが欲しい」という要望も多く寄せられていたことを受け、本機を商品化したと本村氏は説明。レグザのハイエンドモデルである“Zシリーズ”(関連ニュース)には、3D対応のZG2/ZP3シリーズ、2D対応のZT3/Z3などのラインナップが設けられているが、「4K最高画質」のフラグシップモデルである“Xシリーズ”でも、3Dの有無で製品を選べるようラインナップに幅を持たせるという狙いがあったという。55XS5の画質については、レグザ開発スタッフが2D専用の4Kモデルとして、入念に画質のチューニングを重ねながら発売に向けた最終調整を行っているという。

型番の「XS」には、最高画質を追求した「Xシリーズの“Simple”モデル」という意味合いが込められているという。ただ一方で「レグザの開発スタッフは、55XS5を“Zシリーズの最上位モデル”として捉えています。Z3シリーズを“4K化”し、レグザが持つ次世代高画質技術を惜しみなく投入したモデルが55XS5、という考え方です」と、本村氏は説明する。

「地デジ見ながらW録」や「レグザAppsコネクト」、「長時間録画」対応や充実したネットワーク機能など、従来のレグザシリーズが持つ高いユーザーベネフィットの部分をしっかりと継承しながら、「55X3」の発売からわずか半年で「55XS5」を発売することで、レグザが既に「4Kモデル・第2弾」のジェネレーションに突入したことを宣言する。東芝レグザの開発スタッフたちの意気込みは強い。

東芝のレグザが「4K」をフラグシップのハイライトとして推し進める背景については、「4Kの映像を一度でも見ていただければ、理屈ではない感動がそこにあることがお解りいただけると思います」と本村氏は自信を見せる。

本村氏はさらに「4Kへの注目度はますます高まっていて、実際にコンテンツの製作サイドを見てみると、例えばハリウッドのメジャースタジオでは、作品を4Kで撮影・編集、製作するところが増えてきました。また大きな映画館では4K上映の劇場も数が増えてきて、4Kコンテンツが急速に広がりつつあります」と言葉を続ける。

「一方で、せっかく4Kでつくっているコンテンツを、テレビで見る時にはフルHDにダウンコンバートして見なければならないのはとても残念なことです。そこで、東芝は独自の超解像技術で4Kに復元することで、ブルーレイにダウンコンバートして保存されている映画のコンテンツなどを、元の4Kクオリティのままでリッチに楽しんでいただける環境を提供したいと考えました」と、本村氏は超解像技術にも言及し、4Kレグザの意義を強調する。

「美しい映像を見た際のワクワク感」を、レグザのフラグシップモデルにより提供するため、今後も独自の超解像技術とパネルの組み合わせによる「4K対応」が大きなアピールポイントになるだろうと本村氏は締めくくった。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 パナソニックHD、2Q決算は過去最高益更新、年間見通しも大幅上方修正。楠見社長「成長フェーズ転換へ兆しは見え始めた」
2 ヤマハのサウンドバー「B200A」をデスクトップとテレビで徹底検証! 小さなボディに込められたヤマハの本気
3 BS日テレ、映画『ゴジラ』第1作と『ゴジラ-1.0/C』を2週連続完全ノーカット放送
4 女子プロゴルフ「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」10/30から3日間の放送/配信予定
5 有機ELテレビはREGZAの新製品「48X770S」「55X770S」がベスト5入り<ビジュアル&関連製品売れ筋ランキング9月>
6 カーオーディオの“デジタル系”注目新ブランド続々登場。イース・コーポレーションの新製品発表会をレポート
7 SHANLING、ポータブルCDプレーヤー「EC Play」に新色追加。レトロブルーとミストパープルの2色
8 JBLの新サウンドバー「Cinema SB580MK2」は“映画館”に迫るサウンド! 末尾に1本型「SB510MK2」のレビューも
9 ソニー、11/6にヘッドホンの新製品を発表か?ティザーを公開
10 薬師丸ひろ子『Wの悲劇』、原田知世『時をかける少女』4K修復版など主演4作が11/4よりBS12で無料放送
11/2 11:23 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 202号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.202
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix