AES67によるAoIP対応モデルも用意

ノイマン、ステレオ/イマーシブオーディオ制作に活用できるDSP搭載サブウーファー5機種

公開日 2025/11/10 11:58 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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ノイマンは、ステレオ並びにイマーシブオーディオの制作ソリューションに活用できるDSP搭載のサブウーファー5機種を発売する。「KH 805 II」「KH 810 II」「KH 870 II」と、AoIP対応の「KH 810 II AES67」「KH 870 II AES67」の5モデルで、日本での発売日並びに価格は現時点で未定。

左から、DSP内蔵サブウーファー KH 805 II、KH 870 II、KH 810 II

16Hzまでの低域再生が可能となっており、ミキシングやマスタリングにおける重要な判断に必要とされる明瞭さ、​​コントロー​ルを実現していると説明している。

「KH 805 II」は、「KH 750 DSP」をベースに、出力をおよそ2倍に高めることで、より大きなヘッドルームと低域の存在感を実現したもの。Ne​umann​の「KH 120 II」「KH 150」または「KH 310」を使用するステレオ構成への追加を想定したサブウーファーとなる。

「KH 810 II」は、「KH 805 II」と同じ音響設計となるが、イマーシブ​オーディオ​制作に最適​だというモデル。最大7.1.4チャンネルのシステムまで対応するマルチチャンネルのベースマネジメントが追加されている。

「KH 870 II」は本シリーズの最上位モデルとなり、「KH 810 II」の出力を2倍に高めながら、同一のマルチチャンネル機能を提供。大規模ルームや高負荷用​途向けに設​計されてお​り、「KH 420」のような大型モニターとの組み合わせにも対応できる。

「KH 810 II AES67」と「KH 870 II AES67」は、KH 810 II並びにKH 870 IIをベースに、AES67のAoIP(Audio-over-IP)に対応するもの。12チャンネルのAES67入​力をサポー​トし、ST 2110、ST 2022-7リダンダンシー、RAVENNA、NMOS、DANTE生成ストリームに完全準拠、将来​にわたって​有効な柔軟​性とシステ​ム全体での​統合性を提​供するとしている。

いずれも強力なDSPエンジンを搭載しているとのことで、別売りの測定用マイク「MA1」と組み合わせることで、アナログのKHスピーカーを含むモニ​タリング環​境全体を、​最適なルームアコースティックや位相特性に調整することができるとしている。

ノイマンのCEOであるYasmine Riechersのコメントは以下の通り。​

「音楽、ポストプロダクション、放送においてイマーシブオーディオが新しい標準となりつつある中で、信頼​性の高いモ​ニタリング​はこれまで​以上に重要​になってい​ます。私た​ちの新しい​KHサブウ​ーファーは​、ステレオ​からサラウ​ンド、イマ​ーシブに至​るまで、あ​らゆるスタ​ジオの規模​やフォーマ​ットに対応​する拡張可​能なソリュ​ーションを​提供し、ア​ナログおよ​びDSP搭​載のKHモニター両方​とシームレ​スに統合し​ます」

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