ダッシュボードを超えて広がるサウンドステージ

<大阪オートメッセ>コンパクトカーで高音質提案!/1,200万円オーバーの本格システムも体験

公開日 2025/02/09 07:00 筑井真奈
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2月9日(日)まで、インテックス大阪にて開催されている「大阪オートメッセ」。ここでは、大阪・高槻のカーオーディオショップ「カーオーディオクラブ」のデモカーと、輸入商社イース・コーポレーションのカーオーディオの提案を紹介しよう。

■コンパクトカーでも広いサウンドステージを実現



カーオーディオクラブは、トヨタのコンパクトカー「iQ」をデモ車両としたカーオーディオシステムを出展。こちらもクアトロリゴの「Fantasia」アンプ&BLAMの10周年記念スピーカーと、現在一番 “ホット” な組み合わせで装備されている。

カーオーディオクラブのデモカー、トヨタの「iQ」

この車では、auneのネットワークプレーヤー「GTS3」のストリーミング機能を活用してQobuz再生を行っていた。スマートフォンをリモコンアプリとして、直感的に楽曲選択できるメリットは大きいが、残念ながら通信環境が弱いと曲が一瞬止まってしまうことも。

auneのネットワークプレーヤーのQobuz再生機能を活用。スマホアプリで直感的に選曲できる

同じ会場で出展している他の車両が、BMWやベンツ、ファミリー向けミニバンなど比較的大型なのに対し、こちらは奥行きも短くとってもコンパクト。だが、音質面では全く引けを取らない。特にピアノの粒立ち感や伸びやかさは非常に印象的で、ダッシュボードを超えてどこまでも音楽が自由に羽ばたいて行くような、そんな印象を与えてくれる。

コンパクトカーでも広いサウンドステージングは実現可能!

BLAM 10周年スピーカーには3種類のトゥイーターがラインナップされているが、その中から今回ハイルドライバー方式を選んだ理由について、カーオーディオクラブの高橋さんは「高域の伸びやかさ」を挙げる。BLAMの新しい取り組みである、という点もさることながら、ハードドームでは時に硬めにもなりかねない高域のニュアンス感を、より柔らかく聴かせてくれるのは大きな魅力。高橋さんのチューニング力と相まって、精緻な構築力の賜物と聴いた。

後部ラゲッジに、クアトロリゴのFantasiaアンプとRESOLUTのDSPを組み込んでいる

■総額1,200万円オーバーのハイエンド・システム



イース・コーポレーションは、アウディ「AVANT 6」をデモカーに、オーディオシステムだけで総額1,200万円オーバーという超ハイエンドカーオーディオを構築。来場者の耳を驚かせていた。

イース・コーポレーションのデモカー・アウディ「A6 AVANT」

クラシックからJ-pop、アニソンまで幅広い試聴曲を用意しており、自分の好きなタイプの音楽で音質を確認することができる。メインスピーカーはGroundZeroの3ウェイ、発音の闊達さや切れ味は大きな魅力で、Adoの「新時代」など元気いっぱいに聴かせてくれる。プレーヤーはauneの「GTS3」に外部クロック「GTC3」も追加した万全の体制である。

ピラーにトゥイーター、ドアにミッドとウーファーを仕込んでいる

GroundZeroのスピーカーは発声の立ち上がりの良さが大きな魅力

イース・コーポレーションは、RESOLUTのDSPがその音楽性の高さで大ヒットを飛ばしているが、価格的には70万円超とかなりのハイエンドレンジ。今年は普及価格帯の製品にもしっかり力をいれていきたいとのことで、GOLDHORNの「プレーヤー+DSP+10chアンプ」まで一体となった「P3 DSP Plus」など、これ1台で本格カーオーディオをスタートできるモデルとして積極的に展開していきたい、と語ってくれた。

GOLDHORNの一体型プレーヤーも初心者におすすめしている

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