SOULNOTE渾身のプリメイン「A-3」も登場

<TIAS>トライオード、真空管アンプ新製品など多数お披露目/YG「Sonja 3.2」など披露

公開日 2023/11/03 15:16 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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国内最大級のオーディオショウ、「2023東京インターナショナルオーディオショウ」が本日11月3日(金・祝)より開幕している。ここでは、トライオード、フェーズメーション、アッカ、SOULNOTEのブースを紹介する。

■トライオード(G507)



トライオードのブースでは、真空管アンプの新製品が多数登場したほか、新たに取り扱いを開始したイタリアGOLD NOTEブランドのアナログ関連アイテムをお披露目した。

満員御礼のトライオードブース

新製品として発表済みの「TRV-A150XR」のほか、参考出品としてはJUNONEブランドの真空管プリアンプ「REFERENCE II」に、試作機としてモノラルパワーアンプ「JUNONE M845S」も登場。さらなる上級グレードを狙う一方で、12AU7とEL34による小型プリメイン「TRS-34」など、比較的手頃な価格の製品で真空管ファンの拡大も目指す。

JUNONEブランドからモノラルパワーアンプが試作機として登場

そのほか、GOLD NOTEのアナログプレーヤー「PIANOSA」とMCカートリッジ「DONATELLO GOLD」、フォノイコライザーに強化電源などもお披露目。先日亡くなった谷村新司のレコードで「昴」などを再生、非常に瑞々しい声が会場を満たしていた。

新規取り扱いを開始したGOLD NOTEも初お披露目

カーオーディオ業界で評価の高いM&M DESIGNも今後ホームオーディオにさらに注力予定

■フェーズメーション(協同電子エンジニアリング)(G503)



協同電子エンジニアリングのブースでは、フェーズメーションが今年のミュンヘン・ハイエンドで発表した真空管パワーアンプ「MA-5000」を正式にお披露目。「211」パラシングルで使用する強力な駆動力が特徴で、エソテリックのアナログプレーヤー「Grandioso T1」と組み合わせてデモンストレーションを行っていた。

フェーズメーションは「MA-5000」と「MA-2000」を並べて展示

既存モデルの価格レンジを大幅に超える新しい挑戦となるが、開発担当者も「まずは多くのお客様に聴いていただき、反響を見たいと思います」とのこと。

フォノイコライザー「EA-2000」やパッシブアッテネーター「CM-2000」などフラグシップクラスの製品でデモを実施

■アッカ(G504)



アッカのブースでは、YGアコースティックの最新スピーカー「Sonja 3.2」をお披露目。トゥイーターを新開発したほか、ネットワークも再設計、クロスオーバー周波数も再検討し大きくアップデートされているという。「予価でペア2000万円オーバーと非常に価格も上がってしまったのですが、ぜひ最新のYGの音の進化を感じていただければと思います」とのこと。アンプにはクレルの最新モデル「KSA-i400」を組み合わせている。

YGアコースティック&クレルを中心に展示するアッカブース

また、2ウェイの小型ブックシェルフスピーカーとして「CAIRN」「TOR」の2モデルも展示。YGとしては珍しい左右の木目のデザインも大きな特徴となる。

ブックシェルフスピーカー2モデルも注目

■SOULNOTE(G508)



SOULNOTEのブースは今年も満員御礼の大盛況。ミュンヘン・ハイエンドでも披露され、世界各国のオーディオショウでも注目されているプリメインアンプ「A-3」がついに国内でも登場。上位モデルである「P-3」と「M-3」の内容をコンパクトな1筐体に凝縮したモデルとして、来場者の関心を集めていた。

SOULNOTEのブース。上段中央が新製品のプリメインアンプ「A-3」

なお、同社のネットワークプレーヤー「Z-3」等のTaktinaへの正式対応は、Amazon Music側からの正式な認証を待って、年明け頃を予定しているとのこと。

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