「Remiga2」の下位モデル

Alare、トランスミッションライン式・3ウェイフロア型スピーカー「Remiga1」

公開日 2023/06/15 10:21 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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アイレックス(株)は、同社が取り扱うイタリア・Alare(アラーレ)ブランドより、3ウェイフロア型スピーカー「Remiga1」を6月1日に発売した。トゥイーターの振動板素材がベリリウムのモデルとダイヤモンドのモデルという2種類を用意しており、価格はベリリウムモデルが8,360,000円、ダイアモンドモデルが11,330,000円(ペア/税込)。仕上げはレッド、グレード、ブラウン、オプティカル、ブラック、ホワイトの6種類をラインナップする。

Alare「Remiga1」

Alareは、イタリアのアンプメーカーとして知られるAUDIA FLIGHTが立ち上げたスピーカーブランドで、2022年に第一弾モデルとして「Remiga2」を発売。今回の「Remiga1」はその下位モデルとなる。「Remiga2」同様、低域には「テーパードトランスミッションライン」を採用する。

上位モデル同様、トランスミッションラインを採用する

ウーファードライバーは、Remiga1専用にカスタムで製造されたAudioTechnology製の200mmと170mmの異径ユニットを同一ネットワークにて搭載。高分子ポリプロピレンコーンでダンプ特性が良く、ナチュラルかつスピードの速いタイトな低域再生を実現するとしている。

口径の異なる2つのウーファーユニットを搭載

ミッドレンジにはAccuton製の12mmセラミックドライバーを採用。非常に軽くリジッドで低歪なユニットとなっており、透明感のある音楽再生に貢献すると説明。ミッドレンジ専用の密閉されたチャンバーに設置されており、内部は特殊アラミド繊維の吸音材が封入されている。

トゥイーターは1インチで、ベリリウム振動板あるいはダイヤモンド振動板から選択ができる。

トゥイーターはベリリウムまたはダイヤモンド振動板から選択できる

クロスオーバー設計は、ドイツMundorf社製の高性能パーツを採用、非伝導性ボードの上に設置されている。配線は銀メッキを施した銅単線を採用するなど、AUDIA社で培われた基板設計技術が盛り込まれている。キャビネットは、Remiga2同様複数の木材を組み合わせて不要な振動の発生を抑制するとともに、内部を金属ケージで補強することで剛性を高めている。

端子部はMundorf製となっている

サイズは300W×580D×1300Hmm(スパイク含む)、質量は1本100kg。クロスオーバーポイントは400Hz/2,300Hzでインピーダンスは4Ω。周波数特性は35Hz - 30kHzとなっている。

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