N-05XDと組み合わせて「ミニマルハイエンドスタイル」を提案

エソテリック、旗艦モノパワーの回路設計思想を踏襲したステレオパワーアンプ「S-05」

2022/09/05 編集部:杉山康介
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エソテリックは、クラスAステレオパワーアンプの新製品「S-05」を10月より発売する。シルバー/ブラックの2カラーを用意しており、価格はシルバーが990,000円、ブラックが1,012,000円(ともに税込)。

S-05(シルバーモデル)

S-05(ブラックモデル)

同社のフラグシップモノパワーアンプ「Grandioso M1X」の開発成果を取り入れたステレオパワーアンプで、「シンプルな回路と強力な電源部」というM1Xの回路設計思想を踏襲しつつ、ステレオ構成かつ本機でしか表現できない独自の音色に徹底してこだわったという。

L/Rチャンネルの独立を徹底させるため、電源平滑回路からの全段をデュアルモノラルで構成。瞬間的なレスポンスを追求したという大容量バイポーラ・トランジスタ・3をパラレル・プッシュプルで構成するほか、コモンモードノイズに強く、安定性が高いバランス構成の入力アンプを搭載する。

電源部では、動的な電流供給の変化に追随性の高い大容量940VA EIコア電源トランスや、チャンネル独立の大容量Grandiosoグレード・カスタム・ブロックコンデンサ(10,000μF×4/ch)を採用する。

入力端子はXLR、RCAに加え、音楽のエネルギーを余すところなく伝送できるという独自のES-LINK Analogを各1系統ずつ装備。またBTL駆動、バイアンプ駆動の2モードも備えているため、2台を組み合わせることでシステムアップも可能となっている。

トリガー接続により、同社のネットワークDACプリ「N-05XD」との電源オン/オフの連動も可能。同社ではN-05XDとS-05を組み合わせた“ミニマルハイエンドスタイル”も提案しており、このシステムを揃えれば「あとはじっくりと時間を掛けて、あなたの生涯のパートナー、スピーカーを選ぶだけです」とアピールしている。

「N-05XD」と組み合わせた“ミニマルハイエンドスタイル”も提案

筐体にはセミフローティング・トップパネルや、ピーク・レゾナンスを軽減する特殊なウェーブ形状のヒートシンク、メカニカルストレスを軽減するという特殊構造のアイソレーションフットを採用する。

定格出力は30W+30W(8Ω)/60W+60W(4Ω)/120W(BTLモード、8Ω)で、適合インピーダンスは4-16Ω(BTLモード時:8-16Ω)。周波数特性は5Hz-100kHz(+0dB、-3dB、8Ω)で、S/Nは102dB(IHF-A、XLR)、THD+Nは0.007%(1kHz、8Ω、30W)、ゲインは28.5dB。

外形寸法は445W×191H×444Dmm(突起部を含む)で、質量は30.7kgとなっている。

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