同社DAC製品として初めてバランスヘッドホン出力を搭載

エソテリック、旗艦機の思想を受け継ぐネットワークDAC/プリアンプ「N-05XD」

2021/04/15 編集部:小野佳希
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エソテリックは、フラグシップ機の思想を受け継いだ完全自社設計のディスクリートDACやネットワーク回路を搭載し、同社DAC製品で初めてとなるバランスヘッドホン出力も備えるネットワークDAC兼プリアンプ「N-05XD」を5月1日に発売する。価格は825,000円(税込)。シルバーとブラックの2色で展開する。

N-05XD

同社のフラグシップシリーズ“Grandioso”が採用する「Master Sound Discrete DAC」のフィロソフィーを継承した完全自社設計のディスクリートDACや、ネットワークDAC上位モデル「N-01XD」譲りのネットワーク回路などを搭載。さらに、同社DAC製品として初めてバランスヘッドホン出力を搭載した。

ブラックモデル

ネットワーク回路はリニア電源駆動で、専用トランスが作り出す自然な電力供給により、ネットワークオーディオをより音楽的に表現するとアピールしている。

背面端子部

TIDAL、Spotify、qobuzといった様々なストリーミングサービスに対応し、発売後のアップデートでRoonにも対応予定。また、CDトランスポートからデジタル入力することで、MQA-CDのフルデコード再生も行える。

歴代のプリアンプとプリメインアンプで磨き上げた、ESOTERIC-QVCSアッテネーターを搭載。オーディオ信号の左右、正負の独立性に優れ、小音量時も大音量時も音楽の持つパッションを変わらず表現するとしている。

応答速度を表すスルーレートが2,000V/μsというハイスピード素子を採用した出力バッファー回路、ESOTERIC-HCLDも搭載。独自の電流伝送方式『ES-LINK Analog』にも対応している。

バランスヘッドホン対応の4ピンXLR端子を備え、ヘッドホンアンプ専用のESOTERIC-HCLDバッファーも搭載。インピーダンス600Ωのハイエンドヘッドホンも確実にグリップするという。

また、外部クロックシンク機能を搭載し、10MHzマスタークロックと同期可能。「N-01XD」と同じ直径10cmのネットワーク専用トロイダルコアトランス、およびDAC・オーディオ専用のトロイダルコアトランスを搭載している。

強靭さとしなやかさを兼ね備えることで振動をコントロールするというシャーシコンストラクションを採用。Bluetoothレシーバーも搭載するほか、両面にボタンを配したリモコンが付属する。また、スマートフォンで各種操作を行える専用アプリ『ESOTERIC Sound Stream』を無償提供する。

デジタル入力には、XLRを1系統、RCAを2系統、光デジタルを2系統のほか、USBやイーサネットなどを装備。アナログ入力にはXLRとRCAを各1系統備えている。

アナログ出力にはXLR/ES-LINK Analog、ES-LINK Analogプリアウト、RCAを各1系統装備。ヘッドホン出力は、4ピンXLRと6.3mmステレオ標準ジャックを備えている。外形寸法は445W×131H×377Dmm(突起部含む)で、質量は13.8kg。

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