「MA10」からのアップグレードも対応

FUNDAMENTAL、電圧増幅部を強化したパワーアンプ「MA10V」

2021/11/26 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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FUNDAMENTALは、電流ドライブ能力をさらに強化したパワーアンプ「MA10V」を発売する。モノラル/ステレオ両方での使用が可能で、12月15日受注生産開始、価格は1,078,000円(1台/税込)。

FUNDAMENTAL「MA10V」

「MA10V」は、2015年に発売された「MA10」の後継機となるパワーアンプ。電圧増幅部はMA10同様、ディスクリート高速電流バッファーアンプに超高精度カレントミラー回路を組み合わせたものだが、MA10Vでは電流バッファーの駆動力を強化。さらに、カレントミラー部には新たな高精度デュアルトランジスターを最適電流で使用して理想的な電圧増幅を追求。Non-NFBでアンプトータルとしての平均残留雑音は9μV(STEREO 使用時Aカーブ補正)以下を実現する。

電流増幅段は、広帯域バイポーラトランジスターによる3段ダーリントン出力段を構成。シングルプッシュプルの最終段をより強力にドライブすることで、4Ω-2Ωの低インピーダンス駆動力が大幅に向上、ステレオ使用時で78W(4Ω)、125W(2Ω)の出力を実現する。

「MA10V」の背面パネル

そのほか、音質劣化のない独自のプロテクト回路や、シャーシをアイソレートし最小限の接点で連結する「ストレスフリーシャーシ」、1kVAの大容量トランスと20,000μFのハイスピードケミカルコンデンサーの採用など、MA10の高音質技術を踏襲。取付ビスもカスタムアルミビスを採用し、徹底した非磁性化を図っている。

入力端子はRCA1系統、XLR(モノラル使用時のみ)を1系統搭載。最大出力は40W×2(ステレオ8Ω)、156W(モノラル8Ω)。サイズは320W×152H×350Dmm、質量は17.8kg。

また、MA10からのバージョンアップサービスも2022年2月より提供する。すべてのオーバーホール工程も含まれて、バージョンアップ価格は385,000円(税込)。

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