壁の反射を積極的に活用

ベッドフォードサウンド、スウェーデンのスピーカーブランド「Larsen」の輸入を開始

公開日 2021/07/30 18:40 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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ベッドフォードサウンドは、スウェーデンのスピーカーブランド「Larsen(ラーセン)」の輸入販売を開始。第1弾ラインナップとして、フロアスタンディング型の「Model 9」「Model 8.2」「Model 6.2」と、センター用スピーカー「Model SC」を用意する。

Larsenの「Model 8.2」(左)と「Model 6.2」(右)

■Larsen スピーカーラインナップ(価格はすべて税込)
Model 9」 1,644,500円(ペア)
Model 8.2」 836,000円(ペア)
Model 6.2」 495,000円(ペア)
Model SC」 297,000円(1台)

Larsenは、スウェーデンの音響技術者スティグ・カールソンによる「OA(オルト・アコースティック)理論」をベースに、カールソンの盟友であるジョン・ラーセンが現代の技術を駆使して製品化したというスピーカーブランド。

「普通の部屋専用スピーカー」とアピールする製品群は、壁に近づけて設置し、壁の反射を積極的に活用することで、「限られた生活空間の中でもコンサート会場を彷彿とさせる等身大の音場を表出させる」としている。このアプローチはアメリカの「The Absolute Sound」誌などでも高く評価されているという。

Larsenのロゴ

「Model 9」は最上位モデルとなる2.5ウェイ5ドライバースピーカーで、184mmのベースドライバー2基と26mmのトゥイーターを3基搭載。外面は北欧家具の伝統を取り入れたなめらかで柔らかな曲線仕上げとする。

Larsen「Model 9」(エボニー仕上げ)

エンクロージャー下部に内蔵されるベースドライバーは300Hz以下を担当。上部の中低域用ドライバーとは完全に独立したチャンバーを確保している。メイントゥイーター周りには反射用プレートを配し、広大なサービスエリアを提供するとのこと。さらに減衰しやすい超高域を補完するため、2個のアンビエントトゥイーターが上向きに配置されている。

周波数特性は23Hz - 20kHz、最大入力は200W、能率88dB、インピーダンスは4Ω。サイズは300W×930H×378Dmm、質量は1台25kg。仕上げはウォルナット、メープル、ラッカー(ブラック/ホワイト)、エボニー(+176,000円/税込)。

「Model 8.2」はLarsenの中核モデルとなり、「Model 9」とほぼ同様の2.5ウェイ5ドライバースピーカーとなるが、ドライバーやエンクロージャーは「Model 9」よりも簡素なものを使用している。177mmのベースドライバー2基と26mmのトゥイーターを3基搭載する。サイズは278W×916H×328Dmm、質量は1台25kg。

「Model 8.2」のユニット部

「Model 6.2」は2ウェイ2ドライバーのコンパクトモデルで、177mmのベースドライバーと26mmのトゥイーターを各1基搭載。サイズ230W×750H×260Dmm、質量は1台12.5kg。

「8.2」と「6.2」の仕上げは、チェリー、メープル、マホガニー、ラッカー(ブラック/ホワイト)を用意する。

「Model SC」は8.2/6.2用の2ウェイ2ドライバーのセンタースピーカーで、8.2/6.2と同種のユニットを使用しており、サウンドバランスを統一することができるとしている。サイズは430W×273H×195Dmm、質量は7kg。仕上げはラッカー(ブラック/ホワイト)。

センタースピーカーとして利用できる「Model SC」

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