独自の導体をリッツ線に加工

アクロリンク、独自8N銅を用いたRCA/XLRケーブル「8N-A2080 Performante」。199セット限定

2019/05/30 編集部:成藤 正宣
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アクロジャパンは、ACROLINK(アクロリンク)ブランドより独自の8N銅導体を採用したオーディオケーブル「8N-A2080 Performante(ペルフォルマンテ)」を、5月中旬より199セット限定で発売する。

「8N-A2080 Performante(ペルフォルマンテ)」

コネクターはRCA/XLRから選択可能で、どちらも価格は1mペアで200,000円、1.5mペアで267,000円(いずれも税抜)。0.5mごとに67,000円(ペア/税抜)の追加料金でケーブル延長にも対応する。

同社の前身であるアクロテックが世界で初めて量産化したという高純度8N銅をΦ0.24のリッツ線に加工し、25本撚り合わせて中心導体としたケーブル。同導体は現在生産設備が解体されており、再生産の予定も立っていないものだという。

構造図

導体には組織を健全に保つという独自の「ストレスフリー加工」を施すほか、導体の周りには制振材入りの高分子ポリオレフィン系樹脂、銅箔テープ、7N銅線編組、ノイズビートテープ、UEW編組といった素材で強固なシールド層を構築している。

RCAコネクターは、センターピンに導電率が非常に高いベリリウム銅50、コールドにリン青銅を採用。2度の磨き上げの後、1.5μの厚い銀メッキと0.3μのロジウムメッキを施している。XLRコネクターはオス側にテルル銅、メス側にベリリウム銅50を採用し、ロジウムメッキで仕上げている。

ケーブルの直径は11mm、導体抵抗は19mΩ/m、静電容量は57pF/m。XLRコネクタータイプのインピーダンスは110Ω。

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