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fidata、TIDAL対応ファームを披露

<HIGH END>JPLAY、専用サーバー試作機/ハイエンドオーディオのためのプロトコル「Diretta」出展

季刊NetAudio編集部
2019年05月20日
Windows向けの再生ソフトウェアとして高い人気を誇るJPLAYと、日本発のオーディオプロトコル「Diretta」を開発するMegaTech Electronics社は、先日開催されたHIGH END MUNICH 2019に共同でブースを出展した。

プロトタイプとして出展されたFEMTO Server。左が本体、右が電源部

JPLAYの開発を手がけるマーシン・オスタポウィッチ(Marcin Ostapowicz)氏は、ヨーロッパ、アメリカに並んで日本も非常に大きな市場に成長してきていることを強く感じているという。今回はブースにてJPLAYが動作する専用サーバー「femto Server」の試作機を披露。リニア電源と本体の2筐体に分かれており、JCATの低ノイズUSBボードとネットワークボードを搭載。CPUは12コアのXeonを搭載し、1TBのSSDを内蔵している。もちろん最新バージョンの「JPLAY FEMTO」がプリインストールされており、UPnPレンダラーならびにサーバーとして稼働させることができる。

試作機ではJCATのUSBカードやアクセサリー類を活用している

ただしあくまでもこの製品はプロトタイプで、今後さらにブラッシュアップを重ねて具体的な製品として開発していきたいと考えているという。

Direttaは、ソフトウェア的なアプローチで伝送ノイズを抑えるという新しいネットワークオーディオのプロトコルである。プレーヤーとサーバーの音楽データをやり取りする際に、プレーヤー側の処理が最小、かつ平均化できるようにパケット処理を行うことで、音質の改善を図るというものだ。現在はスフォルツァートのプレーヤーのみが正式対応しているが、このプロトコルを世界的にも広めていきたいとの考えから、HIGH ENDへの出展を決めたという。

「Hybrid Modue」などDirettaのコンセプトをアピール

Direttaの導入を検討するオーディオメーカーに向けて、「Hybrid Module」というインターフェースも開発。イーサネット・USB・SFPが接続可能で、ハードウェアに組み込む評価モジュールとして活用できるものだ。ほかにも「Diretta Central Concept」というDirettaのコンセプトをまとめたモデルや、「NanoPi Bridge」というDIYキットなども出展していた。

ブースには日本テレガートナーも協賛し、同社のネットワークハブ「M12 SWITCH GOLD」や、新ハブ「M12 SWITCH Magic」なども展示、ネットワークオーディオにおけるハブの重要性をアピールしていた。

日本テレガートナーも協賛し、ネットワーク再生におけるハブの重要性をアピール

アイ・オー・データが手がけるオーディオブランド「fidata」も、HIGH ENDに出展した。fidataのサーバーもDirettaへの対応を具体的に検討しているとのことで、ブースでデモを実施していた。

fidataのブースでもDirettaのデモが行われた

加えて、fidataから直接TIDALを再生できる海外向けファームウェアを公開。Kazooアプリを介してfidataからTIDALをDirettaプロトコルを活用して再生するというデモンストレーションも行っていた。プレーヤーにはスフォルツァートの海外向けモデル「DSP-050EX」を使用。今後はfidata Music AppからのTIDAL再生をサポートすることも検討していくという。

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