ベルトドライブ方式を採用

ELAC、9.9万円のレコードプレーヤー「MIRACORD 50」。フォノイコ内蔵、カートリッジ付属

2019/04/19 編集部:杉山康介
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ユキムは、同社が取り扱うELAC(エラック)のレコードプレーヤー「MIRACORD 50」を5月に発売する。価格は99,000円(税抜)。

「MIRACORD 50」

オーディオブランドとして74年にわたる歴史を持つエラック。1980年代のCD登場以降はスピーカーブランドとして躍進した同社だが、第二次世界大戦後にオーディオ事業を開始して最初にヒットしたのはレコードプレーヤー「MIRACORD(ミラコード)」であり、1957年にステレオ・カートリッジを開発以降は、カートリッジで名を馳せた。

同社は2017年、同社設立90周年を記念して「MIRACORD 90」(関連ニュース)を発売。レコードプレーヤーをラインナップに復活させた。翌2018年には、よりリーズナブルな「MIRACORD 70」(関連ニュース)を発売した。

今回登場する「MIRACORD 50」は、シリーズのエントリーモデルで、10万円を切る価格を実現。一方で、シリーズに共通した基本性能重視の思想を継承しているという。

ターンテーブル部はベルトドライブ方式で、回転速度は33/45rpmが選択可能。ピッチコントロールは±1%に対応する。ワウフラッター1%以下、S/N比-67 dB以上。

プラッターは300m径で、アルミダイキャスト製となる。このプラッターに共振対策が施されたシャーシ、ローノイズDCモーターを組合せ、優れた基本性能を実現するとしている。スタートから低速回転まで快適に立ち上がること、安定した回転速度を維持できることもアピールされている。

トーンアームはスタティック・バランス型で、ヘッド交換ができるユニバーサルデザインを採用。オーディテクニカ製のMMカートリッジ「AT91」が付属する。トーンアームはメーカーによってVTA調整、アジマス調整が行われているため、カートリッジが装着されたヘッドシェルとウェイトを取り付け、針圧調整をすればすぐにレコードを再生できる。有効アーム長は223.6mm、対応カートリッジ重量は5〜6g。

また、RIAAイコライザー内蔵のMM方式フォノイコライザーアンプを搭載。フォノ出力は5mV(1kHz)で、ライン出力は140mV(-17dBV)、インピーダンスは47kΩ。フォノアンプはON/OFF可能なため、接続するアンプにフォノ入力が備わっている場合は内蔵プリアンプをOFFにして使用することもできる。

ほか、電圧は100〜240 V AC / 50〜60 Hzで、消費電力は1.5 W(スタンバイ時 0.5 W未満 )。外形寸法5.5W×16.05H×14.2Dcm、質量5.5kg。製品にはダストカバーが付属する。

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