2系統のクロック周波数を出力可能

Grimm Audio、クロック生成の安定性に着目したクロックジェネレーター「CC1」

公開日 2019/01/09 15:55 編集部:成藤 正宣
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AZ・AUDIOは、新たに蘭Grimm Audio製品の取り扱いを開始。第1弾の製品として、クロックジェネレーター「CC1」を1月21日より発売する。価格は350,000円(税抜)。

「CC1」

Grimm Audioは、2004年に4人のオーディオ技術者によって設立されたオーディオ機器ブランド。コンシューマー向け製品だけなく、音楽スタジオなどプロ用の製品も開発している。

CC1は、優れた音質/音楽性を実現するため、ジッター低減だけではなくクロック生成の安定性を重視したというクロックジェネレーター。電源供給、オシレーター制御回路のノイズ、低いレベルでのクロストーク成分といった要素に着目して回路設計を刷新した結果、0.6ps@10Hzという低ジッターと測定器を上回るクロック安定性を得たとしている。この特徴から、著名なマスタリングスタジオのマスタークロックとして導入実績もあるという。

基準周波数は44.1kHzまたは48kHzで、その1倍/2倍/4倍の周波数(44.1/88.2/176.4kHz、48/96/192kHz)を生成可能。出力端子はBNC×16、AES3×1を搭載。BNC出力は12基がグループ1、4基がグループ2と2系統に分けられており、フロントパネルのボタンを操作することでグループごとに出力周波数を設定できる。入力端子はBNC×1、AES3×1を搭載する。

BNC×16、AES3×1と豊富な出力端子を搭載する

オーディオ機器との接続方法は、BNC端子ですべての機器と接続し同期させるマスターモードと、AES3端子でプレーヤー/トランスポートとDACの間に接続するスレーブモードの2通りが利用可能。スレーブモードにはジッター・クリーニング機能を備えており、プレーヤー/トランスポートの信号のジッター値を60dB/dec以上改善できるという。

所有機器に合わせた2種類の接続が可能

フロントパネルにはアバチ材という木材を採用し、ハイエンド・オーディオ機器と組み合わせても違和感の無いデザインとしている。

消費電力は15W、駆動時の周囲の最大温度は摂氏50度。外形寸法は430W×44H×200Dmm、質量は4kg。

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