マホガニーレッドとウォールナットの2色

Wharfedale、シリーズ85周年記念のブックシェルフスピーカー「Denton 85th Anniversary Limited Edition」

2018/08/31 編集部:平山洸太
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ロッキーインターナショナルは、同社が取り扱うWharfedaleのブックシェルフ型スピーカー「Denton 85th Anniversary Limited Edition」を9月10日に発売する。価格は180,000円(税抜/ペア)。カラーは、マホガニーレッドとウォールナットの2色。

「Denton 85th Anniversary Limited Edition」

本製品は、伝統的なハンドクラフト製法と重厚なキャビネットが特徴の「Dentonシリーズ」の85周年モデルで、2ウェイ・バスレフ型のブックシェルフタイプ。前モデルの製法を継承しつつも最新のテクノロジーが投入されたという。前モデルから改良された高解像度トゥイーターユニットとスケール感が増したウーファーユニットにより、新たなDentonの世界観が体感できると説明されている。

使用イメージ

ウーファーユニットは165mmで、振動板にケブラーコーンを採用。ユニットを高剛性シャーシで支えている。前モデルに比べ口径が40mmサイズアップしながらも、ストロークの際に発生する背圧による圧縮抵抗を受けないよう、コーン背面の自由度を高く設計し、背圧のコントロールを可能にした。これにより低歪かつ均一なストロークを目指したとする。

トゥイーターユニットには、磁束密度の高いフェライトマグネットを搭載した、25mmのテキスタイルドームトゥイーターを搭載。 磁界領域内の精度を向上することにより、繊細かつ滑らかな高域で、より自然に近い聴感を実現したとする。

クロスオーバー・ネットは、独自開発のクロスシュミレーションソフトでモデリングを行い、聴覚上の微調整が行われた。これによりユニット間の位相整合を調整し、伝統時なWharfedaleのサウンドを追求した。

ネット着用時

「楽器のボディ=スピーカーキャビネット」というWharfedaleの哲学を実現するため、キャビネットにはチップボードを異なる厚さのMDFで挟んだ独自の三層サンドイッチ構造を採用。キャビネットの共振で発生する内部干渉を低減させ、 正確な音本来の質感を得られるという。

フロントバッフルは一般的な補強材に接着固定させる方法ではなく、キャビネット本体にフロントバッフルをはめ込む構造を採用。ドライバーユニットからの振動だけではなくキャビネット自体からの振動も低減させている。

周波数特性は、45Hz - 20kHzで、低域再生能力は40Hz、クロスオーバー周波数は3.1kHz。感度は88dBで、インピーダンスは4Ω。推奨出力は20 - 120Wとなる。また外形寸法は240W×340H×287Dmm(端子部含む)で、質量は9g。

正面からみたところ

背面部。端子はバイワイヤリング対応

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