上位機「DELPHI」の技術を継承

ORACLE、厳選素材で振動を抑制しながら小型化したアナログプレーヤー「ORIGINE mk2」

公開日 2018/02/19 15:01 編集部:伊藤 麻衣
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(株)ユキムは、同社が取り扱うORACLEブランドの新製品として、アナログプレーヤー「ORIGINE mk2」を3月に発売する。価格は360,000円(税抜)。

「ORIGINE mk2」

本製品は、ORACLEのアンチ・アイソレーション・テクノロジーを用いることで、振動にさらされる表面積を極限まで抑制。また、固有振動数の少ないアクリルとデルリンの無垢素材と、共振周波数の違う素材を組み合わせることで振動を減衰しながら筐体のコンパクト化を実現したというアナログプレーヤー。

ベアリングには、上位モデル「DELPHI」と同様に、精密に加工されたブッシング・タイプのものを採用。これにより、滑らかで静かな回転を可能にしている。

ターンテーブルは、上述した無垢のアクリルを採用。クランパーにデルリン素材を採用することで、アナログディスクがプラッター表面に圧着され、自らの質量を増したような効果も得られるとしている。

駆動方式は、ACシンクロナス・モーターによるベルトドライブ方式を採用。モーター部を本体とは別筐体とし、振動がターンテーブルやトーンアームへ影響しないよう配慮した。ハウジング・ケースはデルリン製で、2ステップ・プーリーの掛け替えにより、33/45回転を切り替えることができる。

トーンアームはデルリン製で、一点支持の軸受けを持つユニピボット・デザインを採用。また、The Oliveと呼ばれる可動アーム・チューブを備え、アーム・パイプの振動抑制と、スライドさせ重量バランスを可変することで質量の違う多様なフォノ・カートリッジへの対応を可能にした。さらに、トーンアーム内部には、カルダス製の内部配線を採用している。

メインシャーシは、DELPHIのサブシャーシをモチーフにデザイン。振動減衰のために厚みの異なる3層のアクリルで構成している。なお、真ん中のアクリル・ボードは、ORIGINEの象徴的な意匠として用意されているいくつかのカラーから好みのものを選ぶことができる。

フットもデルリン製とし、振動を吸収。さらに、高さ調整にも対応する。出力端子はRCAを装備。外形寸法は483W×127H×356Dmm、質量は7.7kg(モーター含む)。

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