次回は今週末開催

アコースティックラボ、“音がいい防音室”「蔵前ヴィレッジ」での自作スピーカー試聴会レポートを公開

2018/02/14 編集部:小野佳希
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アコースティックラボは、オーディオ評論家の炭山アキラ氏を講師に招いて自作スピーカーのデモなどを行った「Acoustic Audio Forum」について、公式サイトでのレポートを公開した。

試聴会の様子

同イベントは、同社が定期的に開催している試聴会の番外編として開催されたもの。オーディオファン向け物件の防音工事を多数手掛ける同社がオーディオにとって理想的な音の響きを計算してつくった“音のいい部屋”「蔵前ショールーム」を会場に、毎回テーマを変えながら様々なデモが行われている。

このたび公式レポートが公開された回は、バックロードホーン型スピーカーを主体にしたデモを展開。炭山氏が設計製作した、大型のスワン型バックロードホーン「ハシビロコウ」をはじめ、5種類の鳥型バックロードホーンスピーカーでの音出しデモが行われた。

5種類の鳥型バックロードホーンスピーカーをデモ

同社では特に「ハシビロコウ」について、「当社がリファレンスとして設置しているB&W 802D3をしのぐ再生能力をいくつかの点で見せつけていた」と紹介。「数百万もする定評のあるメーカー製SPと同じ土俵で堂々と鳴っていることは製作者ならずとも実に痛快と言わざるを得ない」とレポートしている。

こうした試みは参加者にも好評だったようで、「別格の迫力と切れ味でした。作ってみたい」「音の重なりがきれいに聴こえるのが良い。フェライトの音がする」などの声が挙がったとのこと。

そのほかにも「バックロードホーンSPの良さが良くわかりました。音がストレートに出て、良い音味ですべてをさらけ出す感じでした」「スワン系は音像定位よく、低音もよく出る。音楽を楽しく聴かせるツボを心得ている」など様々な参加者の声を紹介している。

なお、次回イベントは今週末2月16日(金)・17日(土)に開催。テーマは「オーディオルームの室内音響設計について(1)〜部屋の形状と定在波について〜」。部屋の形で先天的に決まってしまう部屋固有の響き(定在波の分布)について解説し、それを通してオーディオにおける部屋の重要性を学ぶことができるようにする。

サブテーマに「サラウンドオーディオ」を設定。演奏会をライブレコーディングしたものを、2ch音源にまとめたUHQCDと、5chに編集されたファイル音源とで比較試聴するという。同社では「自然でリアルな音場の世界を改めて聴いてみてはいかがでしょうか?」とアピールしている。

会場は同じく「蔵前ヴィレッジ」で入場無料。公式サイトから参加申し込みを受け付けている。

<次回 Acoustic Audio Forum開催概要>
■日時
2月16日(金)18時〜20時(17時開場・自由試聴時間)
2月17日(土)14時〜16時(13時開場・自由試聴時間)

■会場:アコースティックラボ蔵前ショールーム
(台東区柳橋2-19-10 第二東商センタービル2号館B棟1階)

【問い合わせ先】
アコースティックラボ
担当:草階(くさかい)氏
TEL/03-5829-6035
kusakai@acoustic-designsys.com

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