3.5mm3極と2.5mm4極プラグの2モデル

final、新フラグシップBAイヤホン「FI-BA-SST」。シルバーコートケーブルと新イヤーピース採用

公開日 2016/12/14 16:51 編集部:小野佳希
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S'NEXTは、自社ブランドfinalのバランスドアーマチュア型イヤホンのフラグシップモデル「FI-BA-SS」シリーズより、新モデル「FI-BA-SST」を12月21日に発売する。

FI-BA-SST

3.5mm3極プラグモデル「FI-BA-SST35」と2.5mm4極プラグモデル「FI-BA-SST25」を用意。オープン価格だが3.5mmプラグモデルは129,600円前後、2.5mmプラグモデルは132,840円前後での実売が予想される。

「FI-BA-SS」と同様に、シングルドライバー、ネットワークレス直結回路を採用。シルバーコートケーブルと新イヤーピース「EタイプCLEAR」を新たに採用することによって、「FI-BA-SSの繊細さをそのままに、余韻の美しさが映えるやわらかな高域を実現した」という。

スーパーコンピューター「京(kei)」用のケーブルを開発、製造していることでも知られる潤工社と共同開発した、高純度OFCシルバーコートケーブルを採用。絶縁被膜には潤工社がジュンフロンブランドで多大のノウハウを持ち、最も誘電率の低い素材である素材PFAフッ素ポリマーを使用している。

外被には、柔軟性を高めるためにPVCを採用。「驚きの柔軟性を実現し、極めて使いやすくタッチノイズも起こしにくいものになっている」としている。また、断線を起こしやすいMMCXプラグ部分や3.5mmミニプラグ部分については、通常5,000回程度の屈曲試験で合格とするところを、5万回以上の屈曲試験に耐える仕様としている。

新型のイヤーピース「EタイプCLEAR」は、音導管部分と耳に触れる部分とで硬度が異なる2種類のシリコン素材を採用。音導管部分には、耳に触れる部分に比べて硬度が高めのシリコンに溝加工を施すことで強度と柔軟性を両立。円形を保ったまま耳の形に合わせてフィットするよう配慮した。そして耳に触れる部分には柔らかいシリコンを採用し、快適な着け心地と高い遮音性を実現したという。

なお、このイヤーピースでは、ブラックと比べて、面相度(表面の滑らかさ)や硬度がやや異なるため、密閉度がわずかに変化することにより低音が若干軽くなり、高音が明瞭に聴こえ、クリアな音に変化する傾向があるという。また、このEタイプクリアに加え、密閉度と低音再生の異なるCタイプBLACKも同梱する。

従来から引き続きBAM機構(Balancing Air Movement)を搭載し、これによって低音と奥行きのある立体的な空間再生を実現すると同社は説明。なおBAドライバーユニットは、筐体内の空気の流れを最適化するBAM機構のために、通常密閉されているドライバーユニット背面に開口部を設けた独自仕様にしている。

筐体は片側5ピースのステンレス削り出し。通常、ケーブルは抜け止めに筐体内部で結ぶが、FI-BA-SSシリーズでは筐体内の空気の流れを妨げないように、ケーブルの抜け止めにコレクトチャック方式を採用。BAM機構の利点を最大限引き出せるようにしているという。

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