800 D3シリーズが各社ブースに登場

【TIAS】マランツとB&Wの旗艦機が共演。SACD「SA-10」&50周年記念スピーカー「800 D3」

公開日 2016/09/30 19:50 編集部:小澤貴信
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本日より開催中の東京インターナショナルオーディオショウにて、ディーアンドエムホールディングス(マランツ)は、マランツの新旗艦SACDプレーヤー「SA-10」とB&Wの50周年記念旗艦スピーカー「800 D3」という注目モデルの組み合わせによるデモを披露。ブースは開幕と同時に来場者で埋まった。

ディーアンドエムホールディングス(マランツ)のブース

マランツ「SA-10」(関連ニュース)は、自社開発によるディスクリートDAC「Marantz Musical Mastering」を初搭載したUSB-DAC内蔵SACDプレーヤー。全てのPCM信号を前段において11.2MHzまたは12.3MHz/1bit DSDに変換し、後段のアナログFIRフィルターでD/A変換を行う。一方でDSD信号は、直接後段のアナログFIRに入力してD/A変換する。

Marantz「SA-10」

B&W「800 D3」(関連ニュース)はB&Wの旗艦ライン「800 D3シリーズ」の最上位にして、B&W50周年記念モデルとなるスピーカーシステム。

25mmダイアモンドトゥイーター、150mmコンティニアムコーン・ミッドレンジは802 D3と共通だが、ウーファーには、さらなる改善が施された250mmエアロフォイル・コーン・ウーファーを採用。ベース部やクロスオーバーネットワークにもさらなる改善が施された。B&Wは「802 D3をさらに進化させた」と紹介している。

B&W「800 D3」

会場では、プリアンプにマランツの開発リファレンスである同社「SC-7S2」、パワーアンプにCLASSEのモノラルパワーアンプ「CA-M600」を組み合わせたシステムで、各モデルのデモが行われていた。

同じ800 D3シリーズの「802 D3」や「803 D3」も登場。それぞれのサウンドのちがいを聴き取ろうという来場者で、ブースは終始満席だった。また、今回のTIASでは、他社ブースでもB&Wの800 D3シリーズをデモに用いているケースが目立っていた。それだけ、800 D3シリーズがハイエンドスピーカーのスタンダードとして定着しているということだろう。

SA-10の対になるマランツの旗艦プリメインアンプとして登場予定の「PM-10」も参考出展された。本機は2016年度内の発売が予定されている。音出しのデモは行われていなかったが、SA-10&PM-10の純正コンビでのサウンドに今から期待が集まる。

Marantz「PM-10」

SA-10&PM-10

その他、マランツのコンパクトなオーディオコンポーネント「MusicLink」も、HD-AMP1とHD-CD1を組み合わせたシステムで展示。ディーアンドエムホールディングスが取り扱うAudioQuestの各製品も出展されていた。

「HD-AMP1」と「HD-CD1」(写真中央)


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