本日より提供のアップデートにて

ネットワークサーバー“fidata”「HFAS1」、PCM 768kHz出力やMQAネイティブ出力に対応

2016/05/18 編集部:小澤貴信
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アイ・オー・データ機器は本日5月18日、fidataブランドのネットワークオーディオサーバー「HFAS1」シリーズのファームウェアを「Ver.1.30」へアップデート。USB-DACへのPCM 768kHz出力やDSD 11.2MHzのギャップレス再生、MQA対応USB-DACへの接続などに対応した。

fidata HFAS1

今回のアップデートについては、5月初旬に独ミュンヘンで開催された「HIGH END」でその詳細が予告されていた(関連ニュース)。3月の「Ver.1.20」アップデートによるUSB-DAC接続対応(関連ニュース)に続いて、多数の機能追加が実施された。

新ファームウェアでは、USB-DAC再生時の「HFAS1」のCPU負荷をこれまでより軽減。これによりUSB-DACへのPCM 768kHz出力に新たに対応。さらにVer.1.20では制限事項となっていたDSD 11.2MHzのギャップレス再生にも正式に対応した(接続するUSB-DAC側の対応も必要)。

新たにMQAフォーマットにも対応。MQA対応のUSB-DACへ、MQAフォーマット形式のデータをネイティブ出力することができる。具体的にはMERIDIANの「EXPLORER 2」や「Prime Headphone Amp」、MYTEKの「Brooklyn」などのUSB-DACの組み合わせにおいて、MQAのネイティブ出力が可能だ。

HFAS1本体のフロントボタンによるUSB-DACの再生/停止機能も追加。再生中に電源ボタン1回押しで「一時停止」(停止状態では「再生」)、2回押しで「次曲へスキップ」、3回押しで「前曲へ戻る」操作が可能だ。この機能により例えば、OpenHomeモードで起動した「HFAS1」のフロントボタンを押すことで、On Device Playlistが記憶している曲をすぐに再生する、といった使い方も可能となる。

前面LEDの消灯も選択可能となる。さらには、前面LEDの点灯色の変更機能(現行のホワイトに加えてブルーも選択可能)も追加された。また、海外モデルとの共通機能として、設定画面の英語表示やタイムゾーンの設定機能も追加している。その他、セキュリティーの向上も実施された。

また、同社はパソコンから簡単にHFAS1内のフォルダーを開くことができるWindows用ソフト「LAN DISKコネクト」の無償提供も開始した。本ソフトでは、これまで同社のNAS管理ソフト「Magical Finder」で提供していた“ネットワーク上からのHFAS1を発見する”機能に加えて、Windowsの「エクスプローラー」から直接、HFAS1のフォルダーを開くことが可能になった。

ファームウェア・アップデートについては、HFAS1がインターネットに接続されていれば、電源オフ時に自動的にファームウェア更新が行われる。オフラインの場合は手動でアップデートすることも可能だ。

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