主な仕様はDA-250を踏襲

ラックスマン、小型USB-DAC「DA-150」。5.6MHz DSD&192/24 PCM対応

2016/04/28 編集部:小澤 麻実
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ラックスマンは、USB-DACの新製品「DA-150」を6月下旬に発売する。価格は98,000円(税抜)。

DA-150

DA-150の背面部

デジタル回路をはじめとする主な仕様は上位機「DA-250」(関連ニュース)から踏襲。筐体は外形寸法182W×73H×277Dmm、質量3.3kgとコンパクトで、DA-100と同等のサイズ。デスクトップや手元での使用がより手軽に行える。

USB入力は、最大192kHz/32bitのPCMデータと、DSDデータ (2.8MHz/5.6MHz) に対応。S/PDIF入力は、最大192kHz/24bitのPCM信号に対応する。USBのほかにも同軸1系統、光2系統のデジタル入力を備え、 CDプレーヤーやAV機器などともデジタル接続できるよう配慮している。

DACチップには32bitデジタルフィルター内蔵のTI社製PCM1795を採用し、内部で352.8k/384kHz/32bitにアップコンバート。PCMとDSDのそれぞれに、2種類の音色を切り替えて楽しめるフィルター設定も用意し、PCMは32bitデジタルフィルター、DSDはアナログFIRフィルターを利用できる。

加えて発振周波数付近のノイズを低減し、高精度・低ジッターのクロックを発生するという、低位相雑音クロックモジュールを44.1k/48kHz系列のそれぞれに独立搭載。また、USB入力はアシンクロナス転送により、S/PDIFは内蔵するDAIRの高精度クロックにより低ジッター化を図っている。

アナログ回路は、DA-250と同等のディスクリートバッファーを搭載したアンプ回路を搭載。また、独自の電子制御音量調節アッテネーター「LECUA」をヘッドホン出力搭載し、小音量時のレベル偏差を排した高精度の音量操作が可能としている。

電源は、筐体内部に専用の電源トランスを内蔵。各回路独立のレギュレーターと大容量ブロックコンデンサーを経由する、高慣性な電源環境を構築しているという。ON/OFFはフロントパネルで行える。

端子部は、大型のプラグを装着した高性能なラインケーブルにも対応する18mmピッチ金メッキ仕上げのRCA端子を用意。フロントディスプレイは3桁7セグメント表示が可能なLEDディスプレイとなる。ディマー機能も備えている。

そのほか、FLAC/ALAC/WAV/AIFFなど、さまざまなフォーマットに対応したオリジナルの高音質音楽再生ソフト「LUXMAN Audio Player」も用意している。

なお本機は、4月29日〜30日に中野サンプラザで行われる「春のヘッドホン祭2016」で展示される。

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