同社アンプに追加可能なモジュールボードも用意

ナスペック、PRIMAREのネットワークプレーヤー「NP-30」

公開日 2014/09/03 13:55 ファイル・ウェブ編集部
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ナスペックは、PRIMAREのネットワークプレーヤー「NP-30」を9月5日より発売する。価格は450,000円(税抜)。

PRIMARE「NP-30」(シルバー)

ブラックモデルは受注オーダーとなる。価格はシルバーと同じ

再生対応フォーマットについては、192kHz/24bitまでのWAV、AIFF、FLAC、96kHz/24bitまでのALACに対応。WAV、AIFF、FLAC、ALACはギャップレス再生も可能だ。その他、AAC、MP3、WMAなどの再生にも対応している。

また、本機はLANによるネットワーク再生の他にも、USB-B(PC)、USB-A(メモリー)、光デジタルを3系統、同軸デジタルを1系統の入力を搭載。各入力共に192kHz/24bitまでに対応する。

NP-30の背面端子部

アナログ出力はバランス(XLR)を1系統、アンバランス(RCA)を1系統搭載。同軸デジタル出力も備える。

iOS/Androidアプリ「Promare App」(無料)を用意し、スマートフォンやタブレットからの操作が可能。NASのブラウズやキュー登録、ボリュームコントロールなどを行うことができる。

専用アプリによるスマートフォンからの操作にも対応

本機はサンプルレート・コンバーター「SRC4392」を搭載、入力された全てのデジタル信号を192kHz/24bitにアップサンプリングして再生。DACチップにはバー・ブラウン「PCM1792」を使用する。

アナログ回路や電源にも、PRIMARE伝統の設計を活かしたことが本機の特徴。アナログ回路にはオペアンプを使用せず、FETを用いたディスクリート回路を採用。理想的なI/V変換を目指した。また、デジタル/アナログのシグナルパスで別々にグランド・アース回路を設け、アナログ信号に悪影響を及ぼさないようにしている。

また、バランス接続時に最大限のパフォーマンスを実現するためフルバランス回路を採用し、バランスXLR出力端子を装備。サウンドセパレーション・クロストークの改善、スルーレートの向上、ノイズの減少を狙った設計を行い、ハイレゾ音源を細部まで緻密に再現することを可能にした。

電源部については、デジタル/アナログセクションを干渉しないようにセパレートすることで、クリーンな電源供給を実現している。リレーを使用したミュート回路を採用し、入力切り替え時のノイズが発生しないように考慮している。

消費電力は20W(最大)、スタンバイ時は0.5Wとなる。外形寸法は430W×95H×380Dmm、質量は8.5kg。

なお、無線LAN機能も搭載しているが、日本国内で正規発売される本機はその使用認可を取得していないため、機能を使用することができない。

また、同社のプリメインアンプ「I32」やプリアンプ「PRE32」のリアパネルに増設してネットワーク再生やUSB-DAC再生を可能とするアップグレードモジュールボード「MM30」も同じく9月5日に発売される。価格は200,000円。なお、特別な作業が必要となるため、I32/PRE32をナスペックが一時預かっての取り付けとなる(取り付け無料)。

MM30

本機は前述のNP-30と同等のネットワーク再生機能、およびデジタル入出力を搭載。再生対応フォーマットやデジタル回路、DACチップもNP-30に準じており、専用アプリからの操作も可能だ。また、アンプ内のアナログ信号に悪影響を与えることを防ぐため、デジタル/アナログのシグナルパスで別々にグランド・アース回路を設けている。

I32/PRE32への追加イメージ

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  • ジャンルネットオーディオプレーヤー
  • ブランドPRIMARE
  • 型番NP-30
  • 発売日2014年9月5日
  • 価格¥450,000(税抜)
【SPEC】●S/N比:120dB ●入力端子:S/P DIF Toslink×3、S/P DIF Co-axial×1、USB(A-type)×1、USB(B-type)×1、LAN(Ethernet)×1 ●出力端子:デジタル…S/P DIF Co-axial×1、アナログ…アンバランスRCA×1/バランスXLR×1 ●出力インピーダンス:RCA…100Ω、XLR…110Ω ●消費電力:最大20W(待機時0.5W) ●外形寸法:430W×95H×380Dmm ●質量:8.5kg