総会で予算や役員人事を承認

オーディオ協会、7名の新役員を選出 − 「オーディオの良さを世界に発信」

公開日 2014/06/05 18:53 ファイル・ウェブ編集部
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一般社団法人 日本オーディオ協会は、2014年度総会を開催し予算や役員人事を承認。続いて開かれた懇親会では、校條亮治会長や経済産業省の松田氏らがあいさつを行った。

日本オーディオ協会 校條会長

総会では、2013年度収支決算報告と監査報告、2014年度事業計画と収支予算、事務所移転に伴う定款変更、役員改選という4点の議案を承認した。

役員改選では、前年度から7名の理事が退任し、新たに7名の理事を選任。退任および新任理事は下記の通り(敬称略)。なお、そのほか12名の理事と1名の監事は重任。また、協会の会長は引き続き校條氏が、副会長はソニーの中川克也氏、パナソニックの岡内理氏、パイオニアホームエレクトロニクスの池田達史氏、ヤマハミュージックジャパンの猿谷徹氏の4名が務める。

<新任>
・池田 達史(パイオニアホームエレクトロニクス)
・遠藤 真(NTTエレクトロニクス)
・大久保 洋幸(日本放送協会)
・岡内 理(パナソニック)
・猿谷 徹(ヤマハミュージックジャパン)
・鈴木 雅臣(アキュフェーズ)
・福岡 正司(富士通テン)

<退任>
・穴澤 健明(個人会員代表)
・岡本 幹彦(日本放送協会)
・鴨志田 憲一郎(ヤマハミュージックジャパン)
・中村 和彦(パナソニック)
・高松 重治(アキュフェーズ)
・春名 恵介(富士通テン)
・山崎 一彦(パイオニアホームエレクトロニクス)

校條氏が理事を紹介

懇親会の冒頭で登壇した校條氏は、「とにかく我々は新しいところに船を漕いでいこうという想いでいる。ただ、新しいというのは、今までの良さを失うということではなく、アナログの良さも含めて、日本のオーディオ業界が力を合わせて世界に発信していこうという意気込みでやっていく」とあいさつ。

また、ゲストとして経済産業省 商務情報政策局 情報通信機器課の松田剛氏もスピーチ。「私はCDやDVDを新しく感じるような世代だが、今はもうストリーミング、ダウンロードの時代。視聴方法も、以前は広い部屋に高級機を揃えていたものから、あいた時間にスマホやポータブルプレーヤーで聴くという具合に、オーディオビジュアルを取り巻く環境はかなり変わってきている」とコメント。

経済産業省 松田氏

「ただ、オーディオではハイレゾという流れが出てきており、テレビでは家電量販店から『4Kテレビだけは売れている』という話も聞く。高画質や高音質に対するニーズは確実にある。オーディオ協会には、引き続きオーディオ文化の発展に尽力してもらいたい」と語った。

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