名盤復刻シリーズ新作

エソテリック、グルダ演奏『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集』SACDボックス − 限定2500セット

2014/06/02 ファイル・ウェブ編集部
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エソテリックは、「名盤復刻シリーズ」として『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集』のSACDハイブリッド3枚組ボックスセットを6月25日より限定2,500セットにて発売する。価格は9,429円(税抜)。

『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集』

■『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集』
フリードリヒ・グルダ(ピアノ) ホルスト・シュタイン(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
・品番:ESSD-90102-04(3枚組)
・仕様:SACDハイブリッド
・レーベル:英DECCA
・音源提供:ユニバーサルミュージック合同会社
・定価:9,429円(税抜)

本作は「ウィーン・ピアノ楽派を継承するグルダが完成させた、録音史上もっとも正統的なベートーヴェン全集」とのこと。シュタイン/ウィーン・フィルの濃厚で雄弁なバックアップを行っている。

録音は、デッカが1950年代半ば以降ウィーン録音の根城としたゾフィエンザールで行なわれた。エンジニアは練達のゴードン・パリーとジェームズ・ロック、統括プロデューサーはデイヴィッド・ハーヴィー。ウィーン・フィルがゾフィエンザールでステレオ録音したベートーヴェンのピアノ協奏曲全集は、このグルダ/シュタイン以外には、1950 年代のステレオ初期のバックハウス/シュミット=イッセルシュテット盤、1980年代のデジタル初期のアシュケナージ/メータ盤しかなく、その中でアナログ録音の最盛期に収録されたグルダ盤は音質面で最高のバランスを実現していると言っても過言ではないという。

今回のSACDハイブリッド化に当たっては、これまでの同社の復刻シリーズ同様、使用するマスターの選定から、最終的なDSD マスタリングの行程に至るまで、妥協のない作業を行ったとのこと。特にDSDマスタリングにあたっては、D/Aコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、エソテリックのハイエンド機材を投入している。

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