OCTAVEのハイブリッド真空管プリ「HP300SE」

<TIAS>フューレン、PIEGA「Coax」「Premium」両シリーズの新製品を参考展示

2012/11/03 Phile-web編集部
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フューレンコーディネートのメインシステム
フューレンコーディネートのブースでは、メインブースのリファレンスにPIEGAのフロア型スピーカー「Coax 90.2」や、OCTAVEの真空管モノパワーアンプ「MRE220」による試聴デモが行われ、注目を集めている。


上段はOCTAVEの真空管モノパワーアンプ「MRE220」
同社からは今年の春に、PIEGAの新スピーカー「Coax 90.2」の国内発売がアナウンスされた。昨年生産を終了した「CL90X」の後継モデルであり、筐体は3機種ともラウンド型のフォルムを持つC形状を採用するフロア型スピーカー。上位機種「CL120X」で培ったアルミ押し出し成型技術を採用し、高い剛性を確保している。本機はフラッグシップモデル「C40」に採用されたC1同軸リボントゥイーターを1基搭載した3ウェイスピーカー。

同時期に「Coax 70.2」、並びにリボントゥイーターを搭載するフロア型スピーカー「Premium 50.2」が国内向けの発売をリリースしたが、今回のショウには各シリーズの新しいラインナップが参考展示された。

「Coax 30.2」は3ウェイタイプのフロア型スピーカー。15cm MOMウーファーを2基、C2同軸リボントゥイーターを1基搭載する。外装はアルミニウムのヘアライン仕上げで、シルバーとブラックの本体カラーバリエーションが選べる。予価は1,1865,000円(ペア・税込)。

「Coax 10.2」は3ウェイタイプのブックシェルフスピーカー。15cm MOMウーファー、C2同軸リボントゥイーターをそれぞれ1基搭載する。予価は987,000円(ペア・税込)。

写真右端が「Coax 30.2」

手前側のブックシェルフスピーカーが「Coax 10.2」

「Premium」シリーズはPIEGA「TP」シリーズの流れをくむモデル。先行して国内導入された「Premium 50.2」の兄弟機にあたるフロア型の「Premium 5.2」、ブックシェルフの「Premium 1.2」が登場する。それぞれに13cm MOMウーファーと、リボン型のLDRトゥイーターを搭載する点が特徴。予価は「5.2」が483,000円(ペア・税込)、「1.2」が273,000円(ペア・税込)。今後はセンタースピーカーもラインナップに加わる可能性があるという。

「Coax 10.2」

なお、PIEGAの新スピーカー4製品については年内12月に発売が予定されている。

OCTAVEからはハイブリッド真空管プリアンプの新製品「HP300SE」が登場した。「HP300 MkII」の後継機として12月に発売が予定されている。予価は80万円前後になる見込み。

OCTAVE「HP300SE」

前機種から電力供給と出力段を改良したことにより、音質と接続方法を改善。サーキットボードを新設計し、高いSNを実現。電源供給は最適な絶縁特性を持つ外部トランスと本体の精密な超低ノイズの電圧レギュレーターによる構成され、どちらのシステムもそれぞれマッチングを図り、アンプ入力感度の低減を図っている。

バランス出力はシンメトリカルな出力トランスで構成。トランスはパワーアンプへのグラウンド接続の有効/無効が選べる。オプションでMCフォノイコライザーが用意される。


ヘッドホンアンプ「HAP-100」

デジタルプリンアンプ「DDA-100」
このほか、NuForceからはヘッドホン祭にも登場した、プリ機能搭載のヘッドホンアンプ「HAP-100」が出展されている。シングルエンドのA級動作ヘッドホンアンプで、12月に6〜7万円程度の価格で発売を予定している。

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