ボリューム付きパワーアンプのレファレンス機

山本音響工芸、300Bの魅力が味わえる真空管アンプ「A-014」

2012/09/28 季刊・オーディオアクセサリー編集部
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山本音響工芸(株)は高音質とコストパフォーマンスを追求した、入力ボリューム付きの300Bシングルステレオアンプ「A-014」の発売を開始した。

山本音響工芸/入力ボリューム付き300Bシングルステレオアンプ「A-014」

もっと手軽に300B真空管サウンドを楽しみたい、というオーディオファンに向けて開発した入力ボリューム付きの無帰還方式シングルアンプ。

出力トランスにはバイビーコアを採用したカットコア出力トランスを搭載。テフロン絶縁紙との併用で歪み感の少ない優れた音質を実現するとしている。

300Bの出力管は自由に選べるように別売を基準とし、ユーザーの好みでJJ社とEmission Lab社製が選定できるようにした。

また真空管のヒーターにはショットキーダイオードによる両波整流DC点火回路を採用することで、300Bの能力を引き出せるよう工夫している。

ドライバー管は高性能なドイツ製ヴィンテージ五極管C3mを採用。長寿命・ローノイズで高音質な電圧増幅段を構成している。

シンプルなデザインも魅力で、ボディは成型した桜合板と高剛性スチール製シャーシとの組み合わせで構成されている。その他、各パーツに関してもオリジナルのメーターやテフロン製の真空管ソケット、クローム銅製のRCAピンジャック等々、細部に至るまでこだわった仕様となっている。

価格はJJ社300B付属モデルが451,500円、Emission Lab社300B付属モデルが472,500円でラインアップされているほか、出力管別の完成品も399,000円で同時発売される。

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