プリメインやCDプレーヤーも新モデルが多数登場

<CES>ケンブリッジオーディオ、ネットオーディオ新製品を一挙に展示 − USB-DACやネットワークプレーヤーなど

公開日 2012/01/13 11:44 季刊オーディオアクセサリー編集部:浅田陽介
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2012 International CESのヴェネチアンホテルにブースを構えるイギリスのケンブリッジオーディオ。昨年はネットワークプレーヤー「NP30」やiPod/iPhone/iPadのデジタル出力に対応したデジタルトラポ「iD100」が注目を集めたが、今年も多数のネットオーディオ関連製品を展示している。

■USB-DAC「Dac Magic 100」

まずは手のひらに収まるほどコンパクトなサイズのUSB-DAC「Dac Magic100」(399ドル)。DAC部にはウォルフソン製WM8742を採用し、デジタル入力はRCA同軸デジタル×2、光TOS×1、USB(Bタイプ)×1を装備する。

Dac Magic 100

Dac Magic100のリア部。BタイプのUSB端子は192kHz/24bitの入力に対応する

USB入力は192kHz/24bitに対応しており、Windows環境では別途ドライバーをインストールすることとなる。

iPodデジタルドックのiD100とベストマッチするサイズとなっている

■ネットワークプレーヤー「Stream Magic 6」

続いてネットワークプレーヤーのニューモデル「StreamMagic6」(1,199ドル)だ。ネットワーク再生機能に加え、192kHz/24bitに対応したUSB入力、プリアウト出力などを備えている。20,000局を超えるインターネットラジオ局のリスニングも可能となっている。

Steream Magic 6

また、専用コントロールアプリとしてiOS向けの「Stream Magic App」を用意している。入出力切り換えなどの主要操作が管理できるほか、日本語に対応したユーザーインターフェースなど、高い利便性が魅力。Android版も準備中とのことだ。

Stream Magic Appという専用のアプリ(フリーでダウンロード可)も用意されている

なお、本体ディスプレイの日本語表示に対応する予定は現在のところないとのこと。

■CDプレーヤー「Azur 651C」、プリメインアンプ「Azur 651A」

同社ミドルクラスのCDプレーヤー、プリアンプにも新モデルが登場している。「Azur651C」(799ドル)は、DAC部にウォルフソン製WM8742をツインで搭載したCDプレーヤー。切り換え式のデジタルフィルターを装備したほか、電源部にオーディオグレードのトランスをは配置。RCA同軸、光TOSのデジタル出力も装備するので、トランスポートとしても使用することができる。

Azur 651C(上)とAzur 651A(下)

Azur 651C(上)とAzur 651A(下)のリアパネル

「Azur651A」(799ドル)は、75W+75Wの出力を備えたプリメインアンプ。デジタル入力にUSB端子(Bタイプ、48kHz/24bitまで対応)を装備しており、USB-DACとしても活用することができるモデルだ。

■CDプレーヤー「Azur851C」、プリメインアンプ「Azur851A」

また上位機種のラインアップも新しいモデルが展示されている。「Azur851C」(1999ドル)はアップサンプリング機能とデジタルプリ機能を装備したCDプレーヤー。DAC部にアナログデバイセス製AD1995をツインで採用したほか、384kHz/24bitへのアップサンプリング機能を持つ。

Azur851C(下)とAzur851A(上)

さらに入力機能としてRCA同軸、光TOS、AES/EBU入力のデジタル入力端子に加え、192kHz/24bit対応のUSB(Bタイプ)を装備する。

「Azur851A」(1999ドル)は120W+120Wの出力を誇るクラスXDのプリメインアンプ。オーディオグレードのトランスを2機搭載するなどし、安定した再生音を実現したという。

なお、いずれのモデルも日本での発売は現時点で未定となっている。

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