2009東京インターナショナルオーディオショウレポート

オルトフォン90周年記念モデル「MC-A90」などデモ/TAOCは特殊塗装モデルなど参考出展多数

2009/10/03 Phile-web編集部
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■TAOC(アイシン高丘)

アイシン高丘では、オーディオラックやスピーカースタンドを中心に多数の新製品を参考出品。来場者からも高い関心が寄せられていた。

特に目立つのが、天然雲母配合の特殊制震塗装を施したという各種モデルで、キラキラと光沢感のある仕上げになっている点が特徴。会場入口から順に歩みを進めていくと最初に来場者を出迎える新製品が「ASR-3S」で、ホワイトとブラックの2製品を用意。ホワイトが「-MS」、ブラックが「-BK」という文字が型番末尾に加えられる。

ASR-3S-MS

ASR-3S-BK


塗装の際に雲母を配合することでキラキラとした光沢感を出している

同製品は2003年に発売を開始した「ASシリーズ」をモデルチェンジしたもので、フレーム構造を見直すことで艶やかさなどの音楽性を向上させたという。バリエーションに2段/4段/5段モデルを用意している。

また、同様の特殊制震塗装を施した製品では、5層構造ボード採用で3段/4段/5段のバリエーションを揃えるオーディオラック「LSRシリーズ」と、7層構造のオーディオボード「LSシリーズ」も展示している。

LSRシリーズ。こちらは3段タイプの「LSR-3S」

LSシリーズ

そのほか、特に昔からのTAOCファンにとってうれしい知らせとなる参考出展品が、オーディオラックの「SSRシリーズ」とスピーカースタンドの「HSTシリーズ」だろう。どちらも過去に発売され人気を集めながらも販売が終了してしまっていた製品のリファインモデルだ。

SSRシリーズ「SSR-4S-MB」

HSTシリーズ「HST-60HB」

「SSRシリーズ」は、1991年に発売された同社初のオーディオラック「SSシリーズ」の復刻版。特徴である「スパイク&スパイク」構造を踏襲した上で5層構造棚板を新たに採用。一段あたりの耐荷重も以前の50kgから100kgに向上させるなど、改良が加えられている。

「HSTシリーズ」は、過去に販売されていたフラグシップモデルの復刻版。一部素材の見直しによる重量配分の変更や、支柱内部に詰められた鋳鉄粉の粒度と量を見直しなど、こちらの製品にもリファインが加えられている。なお、これらのオーディオラックやオーディオボード各種は、価格は未定だがいずれも12月の発売開始を予定しているという。

また、同社では昨年のショウでも注目を集めたスピーカー「FC3100」(関連ニュース)について、今回はホワイトモデルを参考出展。詳細については未定だとのことだが、こちらも来場者から高い注目を集めていた。

「FC3100」のホワイトモデル

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